JPCERT コーディネーションセンター採用情報

私たちJPCERT/CCは、特定の政府機関や企業に属することなく、情報のコーディネーション、組織調整を中立な立場で行い、日本における情報・制御システムの円滑な運用と、情報・制御セキュリティインシデントによる被害の最小化を図ることを目的に活動する非営利の組織です。
国や地域、業界の境界を越えて発生するサイバーインシデントに対して、迅速に対応できるよう、私たちは日本の窓口CSIRT（Computer Security Incident Response Team）として、国内外と連携し、日本と世界をつなげ、調整する役割を担っています。
この役割には、技術力だけではなく、情報を厳重に管理し情報と人をつなげるコーディネーション力も必要とされます。JPCERT/CCの設立時から連綿と続くコーディネーション活動によって築いてきた「信頼」を引き継ぎ、各自の力を発揮できる方をお待ちしています。

今回の採用では即戦力として活躍してくださる方を歓迎する一方、当組織で一つ一つ経験を積みながら将来的に中心的な存在へと成長して “未来の戦力”となる方も併せて歓迎いたします。

JPCERT/CCには「インシデント対応」「脆弱性情報ハンドリング」「インターネット定点観測システムの運用」「早期警戒」「国際連携」「アーティファクト分析」「制御システムセキュリティ」「国内の関係組織やコミュニティとの連携」と幅広いフィールドがあり、技術スキルはもちろん、語学、国際教養、異文化適応力といったグローバルスキルや組織におけるマネジメントスキルなど、さまざまな経験を活かすことができます。

前述のように、JPCERT/CCは特定の官庁や企業に属することなく運営する中立的な非営利組織です。それゆえ営利にとらわれず、中立的かつ技術的に「社会貢献につながる仕事」を手がけていけることが当組織で働く上での魅力となることでしょう。
また、「サイバーセキュリティ」に特化した組織でもあるため、脆弱性情報、マルウエアに関する情報の収集、インシデント報告を受けてのインシデントレスポンス業務、情報を収集・分析して得られた結果を元に注意喚起などの情報発信、さらには世界各国のCSIRTとの連携まで、サイバーセキュリティのすべてに関わり、セキュリティアナリストとしての専門性を磨いていくことができることも魅力の一つ。その中で培った知見を元に論文を書いたり、国際的なセキュリティカンファレンスの場で発表したりという機会もあります。

今や企業活動、社会活動においてインターネットは不可欠な存在であり、重要なインフラの１つとなっています。一方で、インターネットを介した脅威は多種多様であり、日々巧妙化しています。そうした中で中立性と強い社会的使命をもってサイバー攻撃による被害を最小化し、我が国の社会基盤を支えていくことが私たちのミッション。ぜひ、そんな組織の一員となり、日本の窓口CSIRTならではのノウハウや技術と人脈を受け継ぎながら、私たちと一緒にサイバーセキュリティインシデントがなくなる日を目指していきましょう。

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