国際的に見て、紛争や経済的な緊張の高まり、サイバーセキュリティに関わる新たな法規制 の動きなど、さまざまな事業上のリスク因子が引き続き存在し、これに乗じたサイバー攻撃や偽情報の拡散が散見されています。また、国内においてもランサムウェアやネットワーク機器の脆弱性悪用による被害が続発し、制御システムの停止等を含め事業に重大な影響を及ぼす事案も発生しています。サイバーセキュリティリスクは、今や持続的な事業運営や競争力の確保のために考慮すべき必須事項と言えるのではないでしょうか。
制御システムが関わる環境においても変化は加速しており、リモートアクセスやクラウド等を活用したいわゆるDXの推進に加え、AIの活用も進みつつあります。制御システムセキュリティ関係者には、このような動きの速い外部環境の変化や動向をタイムリーかつ的確に 把握し、それを踏まえた適切なセキュリティ対策を進めることが求められています。
JPCERT/CCでは、関係する皆さま一人一人が制御システムセキュリティを推進する当事者としての意識を持ち、技術面、管理面の双方についてインシデント対応への備えを一層強化する取り組みを進め、さまざまな立場の方が連携して対処できる環境整備を進める場として「制御システムセキュリティカンファレンス」を開催しております。おかげさまで、2026年で18回目を迎えることとなりました。
講演やパネルセッションを通じてさまざまな課題を共有し、組織を越えた協働の取り組みとして制御システムセキュリティを推進する場、具体的な一歩を踏み出すための後押しをする場としていきたいと考えています。 なお、今回は会場のみでの開催とし、後日アーカイブ配信を行う予定です。
また、カンファレンス終了後には、会場内別フロアにて情報交換会を開催いたします。講演内容を踏まえたインフォーマルな情報交換や、参加者間のネットワーキングの場としてご活用いただければ幸いです。
参加をご希望の方は、下記の開催概要をご確認のうえ、申し込みWebサイトからお申し込みください。
| 開催概要 | ||
|---|---|---|
| 制御システムセキュリティカンファレンス2026 | ||
| 2026年2月10日(火) 13:00開始(12:00受け付け開始) |
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| 浅草橋ヒューリックホール 〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル 2階 https://hulic-hall.com/access/ |
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一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター |
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経済産業省 |
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サイバーセキュリティ戦略本部(予定) 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 公益社団法人計測自動制御学会(SICE)産業応用部門 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA) 一般社団法人日本電気計測器工業会(JEMIMA) 一般社団法人日本電機工業会(JEMA) 一般社団法人 日本電気制御技術工業会(NECA) 技術研究組合制御システムセキュリティセンター(CSSC) |
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| 制御システム関係者(ユーザー企業・事業者、エンジニアリング会社・システムインテグレーター、製品開発者、研究者等) | ||
| 無料 | ||
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250名程度(予定) 参加申し込みは先着順にて受け付け、定員になり次第締め切りとなります。あらかじめご了承ください。 |
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制御システムセキュリティカンファレンス参加規約に同意の上、下記の申し込みWebサイトよりお申し込みください。 |
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2026年2月1日(日)23:59 |
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お申し込みいただいた方は参加規約に同意いただいたものと見なされ、申し込みフォームに記載の情報も同参加規約に沿って取り扱います。 ・制御システムセキュリティカンファレンスの参加規約 https://www.jpcert.or.jp/event/icssconf-terms-of-participation.pdf |
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参加申し込み Webサイト |
【カンファレンスのみ】に参加される方 https://area18.smp.ne.jp/area/card/6039/D3OBI0/M?S=nepdq0lep0k 申し込みWebサイトは、【カンファレンスのみ】参加と【カンファレンス+情報交換会】へ参加の2種類がございます。 【カンファレンス+情報交換会】にお申し込みの方は下記項目をご参照ください。 |
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概要 |
開催場所:浅草橋ヒューリックカンファレンス ROOM0(同会場3階) 時 間:2026年2月10日(火)18:30開始 (18:00開場) 定 員:80名(先着順) 申し込み締め切り:2026年2月1日(日)23:59 参加費用:5,500円(税込) 支払方法:当日会場受付にて現金でのお支払い ※軽食およびお飲み物を用意しております。 ※情報交換会へのご参加には事前申込が必要です。 <情報交換会 キャンセルポリシー> やむを得ず参加をキャンセルされる場合は、2026年2月1日(日)23:59までに、受付メールに記載のWebサイトからお手続きをお願いいたします。 なお、2026年2月2日(月)以降のキャンセルにつきましては参加費をご負担いただきます。 ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。 |
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+情報交換会 参加申し込み Webサイト |
【カンファレンス+情報交換会】に参加される方 https://area18.smp.ne.jp/area/card/6039/dJgcea/M?S=nepdq0leo0k |
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制御システムセキュリティカンファレンス2026(受付係) Email:icssconf2026-sec@jpcert.or.jp |
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| プログラム | ||
|---|---|---|
| 12:00 | 受付開始 | |
| 13:00~13:10 |
「開会ごあいさつ」 経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課長 武尾 伸隆 氏 |
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| 13:10~14:00 |
(1)「制御システムセキュリティの現在と展望 ~この1年間を振り返って~」 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 技術顧問 宮地 利雄 |
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| 14:00~14:10 | 休憩 | |
| 14:10~14:45 |
(2)「工場が昔からやっていた『備え』に学ぶ、制御システムインシデント対応 」 Claroty Ltd. APJ Sales/Senior Solution Engineer 加藤 俊介氏 |
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| 14:45~15:20 |
(3)「自動車産業におけるデジタルツインのセキュリティ課題と防御手法」 TXOne Networks Inc. スレットリサーチ/シニアスレットリサーチャー 遠山 千鶴氏 |
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| 15:20~15:30 | 休憩 | |
| 15:30~16:05 |
(4)「サイバー攻撃に対応した安全・セキュリティ統合設計の推進」 合同会社 Forehacks 代表社員/ 名古屋工業大学 ものづくり DX 研究所客員研究員 佐々木 泰斗氏 |
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| 16:05~16:40 |
(5)「欧州法規制等の法的対応で関心が高まる脆弱性情報およびCVD関連の活動に関する国際動向」 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 国際部 Global CVD Project Lead 伊藤 智貴 |
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| 16:40~16:50 | 休憩 | |
| 16:50~17:50 |
(6)「パネルセッション:脆弱性対応のための適切な資産管理手法へのチャレンジ ~製造業の複数業種によるトライアル評価編~」 ※パネルセッションにつきましては、後日の動画配信ならびに資料の公開はございません。会場のみのセッションとなりますのでご了承ください。 講演&パネラー: 日本精工株式会社 デジタル変革本部 ITガバナンス部/グループマネジャー 田中 哲也氏 参天製薬株式会社 Digital&IT本部/Cybersecurity Architecture & Solutions Senior Manager 正木 文統氏 パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社 開発本部 プラットフォーム開発センター セキュリティ開発部/係長 越智 直紀氏 講演&ファシリテーター: 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 国内コーディネーショングループ 制御システムセキュリティ シニアアナリスト 河野 一之 | |
| 17:50~18:00 |
「閉会あいさつ」 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 理事 椎木 孝斉 |
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| 18:30~20:30 |
情報交換会:会場 浅草橋ヒューリックカンファレンス ROOM0[事前申込制、有料] | |
※講演資料(パネルセッションを除く)は、カンファレンス当日に会場内でご案内するダウンロードURLから取得いただけます。
