各位
JPCERT-AT-2014-0050
JPCERT/CC
2014-12-09
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ISC BIND 9 サービス運用妨害の脆弱性 (CVE-2014-8500) に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2014/at140050.html
I. 概要
ISC BIND 9 には、サービス運用妨害 (DoS) の原因となる脆弱性があります。
本脆弱性を使用された場合、遠隔からの攻撃によって named が異常終了する
可能性があります。
該当するバージョンの ISC BIND 9(権威 DNS サーバ、キャッシュ DNS サー
バ) を運用している場合は、「III. 対策」を参考に、修正済みバージョンの
適用について検討してください。
なお、ISC 社の情報によると、本脆弱性を使用する攻撃は確認されていませ
ん。
Internet Systems Consortium, Inc. (ISC)
CVE-2014-8500: A Defect in Delegation Handling Can Be Exploited to Crash BIND
https://kb.isc.org/article/AA-01216
II. 対象
ISC 社の情報によると、以下のバージョンが本脆弱性の影響を受けます。
ISC BIND 9
ISC による深刻度: 重大(Critical)
ISC BIND 9 の各バージョンが影響を受ける脆弱性については以下の情報を
参照して下さい。
BIND 9 Security Vulnerability Matrix
https://kb.isc.org/article/AA-00913/
ISC BIND では、構成によっては権威 DNS サーバも本脆弱性の影響を受け
る場合があります。また、本脆弱性は、DNS の仕様および実装の両方に起因
するため、BIND 以外の DNS サーバについても影響を受ける可能性がありま
す。
ディストリビュータが提供している BIND をお使いの場合は、使用中の
ディストリビュータなどの情報を参照してください。
III. 対策
ISC 社から脆弱性を修正したバージョンの ISC BIND 9 が公開されています。
また、今後各ディストリビュータなどからも、修正済みのバージョンが提供さ
れると思われますので、十分なテストを実施の上、修正済みのバージョンを適
用することをご検討ください。
修正済みのバージョンは、以下のとおりです。
ISC BIND 9
- version 9.9.6-P1
- version 9.10.1-P1
IV. 参考情報
株式会社日本レジストリサービス (JPRS)
(緊急)複数のDNSソフトウェアにおける脆弱性(システム資源の過度な消費)について(2014年12月9日公開)
http://jprs.jp/tech/security/2014-12-09-multiple-impl-vuln-delegation-limit.html
今回の件につきまして当方まで提供いただける情報がございましたら、ご連
絡ください。
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一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター (JPCERT/CC)
MAIL: info@jpcert.or.jp
TEL:03-3518-4600 FAX: 03-3518-4602
https://www.jpcert.or.jp/
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