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Human Resource
コーディネーションを支えるヒューマンリソース
JPCERT/CCの果たすユニークな役割は、
多種多様な人材に支えられている。
様々な人々との関わりを通じて、
その可能性は、大きく広がっていく。
多種多様なスキルが、JPCERT/CCの輪郭をつくる。
メールで、電話で、現場で、日々インシデントや脆弱性に対応しコーディネーションを完遂する。CSIRT構築支援のために、セキュリティ事情や文化の異なる国々を訪れ、ベースとなる人間関係から築いていく。ラボに詰めて、ひたすらに検体に潜む問題を突き詰める。多種多様なインシデントに関わる情報を収集し、日本やアジアとの様々な事務局業務に携わり、イベントや講演を通じてセキュリティ対策を訴える。JPCERT/CCの業務は、かくも多岐にわたる。だからこそJPCERT/CCには、スキルやバックグラウンドの異なる、多種多様な人材がいる。「要る」そして「存在する」。
一つのグループに二つの思考。
例えば「早期警戒」では、世の中に公開されている情報のみを用いてインシデントを紐解く、オープンソースインテリジェンスという職務がある。その任を担うグループには、2つの思考能力が要求される。膨大な情報を渉猟し、その中から、意味ある情報を抽出して関係づける緻密さ。他人の予想しえないパスを辿って、いつしか1つの正解にたどり着くひらめき。生まれ持った思考や資質を日々の業務の中で磨き、補い合いながら、「早期警戒」の日々のミッションは運用されている。
アジアに、世界に広げてきた、人との繋がり、組織の信頼関係。
CSIRTが存在しない国や地域における構築支援は、ひいては、世界全体のセキュリティレベルの向上につながる。JPCERT/CCは、遠くアフリカ地域にまで足を伸ばしてCSIRTの構築を支援。世界各地で連綿とその活動を続け、顔の見える付き合いを通じて、いざという時に頼りあえる関係を築いてきた。だからこそJPCERT/CCは、アジアを代表し世界をリードするCSIRTの1つと認識されている。そのヒューマンリソースは、国内のみならず、世界に根を張っているのである。JPCERT/CCという窓口、そしてJPCERT/CCが開く窓口には、スピリット・歴史・技術・人を結びあわせた奥行きがある。その総体によってJPCERT/CCは、人々が安心して暮らせる世界をめざして、活動を続けている。
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