USB メモリを経由して感染するマルウェアが存在します。 感染した PC に USB メモリが接続されると、autorun.inf というファイルと共にマルウェアがコピーされます。こうしてマルウェアが保存された USB メモリを別の Windows PC に接続すると、autorun.inf による自動実行が有効になっている場合には、当該マルウェアが実行されてしまいます。 他人が管理する PC へ一度接続した USB メモリを自分の PC へ接続する場合、特に注意が必要です。また市販されている USB メモリに製造過程でマルウェアが混入した事例もあったことから、購入時にはウイルス検知ソフトでスキャンをかけることを心がけてください。 対策としては、Windows の自動実行 (autorun.inf) を無効にする方法があります。
参考文書(日本語)
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Microsoft サポートオンライン
CD-ROM の自動実行機能を有効または無効にする方法
http://support.microsoft.com/kb/155217/ja
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独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[6月分および上半期]について
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2007/07outline.html
Weekly Report 2008-01-30号 に掲載