<<< JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2025-08-27 >>>
■08/17(日)〜08/23(土) のセキュリティ関連情報
目 次
【1】複数のApple製品に境界外書き込みの脆弱性
【2】Movable Typeに複数の脆弱性
【3】複数のMozilla製品に脆弱性
【4】Google Chromeに脆弱性
【5】JPCERT/CCが「標準から学ぶICSセキュリティ #8 ICSのシステムに対するセキュリティ要件」を公開
【6】フィッシング対策協議会が「SSL/TLSサーバー証明書における 有効期間短縮化について」を公開
※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/
【1】複数のApple製品に境界外書き込みの脆弱性
情報源
概要
複数のApple製品には、境界外書き込みの脆弱性があります。Appleは、今回修正された脆弱性について、特定の個人を標的とした限定的な攻撃で悪用された可能性があるという報告を確認しているとのことです。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://support.apple.com/ja-jp/124926
https://support.apple.com/ja-jp/124927
【2】Movable Typeに複数の脆弱性
情報源
概要
シックス・アパート株式会社が提供するMovable Typeには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://www.sixapart.jp/movabletype/news/2025/08/20-1100.html
【3】複数のMozilla製品に脆弱性
情報源
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-64/
概要
複数のMozilla製品には、脆弱性があります。Firefox、Firefox ESR、Firefox for iOS、Focus for iOS、Thunderbirdが影響を受けます。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-65/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-66/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-67/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-68/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-69/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-70/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-71/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2025-72/
【4】Google Chromeに脆弱性
情報源
https://chromereleases.googleblog.com/2025/08/stable-channel-update-for-desktop_19.html
概要
Google Chromeには、脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
【5】JPCERT/CCが「標準から学ぶICSセキュリティ #8 ICSのシステムに対するセキュリティ要件」を公開
情報源
https://www.jpcert.or.jp/ics/20250821_ICSsecStandards-08.pdf
概要
JPCERT/CCは、「標準から学ぶICSセキュリティ #8 ICSのシステムに対するセキュリティ要件」を公開しました。ICSのシステムに対するセキュリティ認証基準をベースに、ICSのシステムが満たすべきセキュリティ要件を定義した IEC62443-3-3 「システムのセキュリティ要件とセキュリティ水準」について解説しています。
関連文書
【6】フィッシング対策協議会が「SSL/TLSサーバー証明書における 有効期間短縮化について」を公開
情報源
https://www.antiphishing.jp/report/wg/cert_explaindoc_20250819.html
概要
フィッシング対策協議会の証明書普及促進ワーキンググループは、「SSL/TLSサーバー証明書における 有効期間短縮化について」を公開しました。2025年4月にパブリックな証明書の要件を定める業界団体CA/Browser Forumで可決されたサーバー証明書の有効期限の段階的な短縮により、最終的に2029年3月15日以降に発行されるサーバー証明書の最大有効期間は47日まで短縮されます。本ドキュメントでは、この有効期間を短縮する目的について解説しています。
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