生体認証で利用する生体情報の種類には、指紋、虹彩、静脈、声紋、筆跡のように多くの種類があります。また、これらを利用する生体認証デバイスも数多く市場に普及しています。 生体認証デバイスの精度/性能は、以下のような数値で評価できます。 - 正しい利用者本人を拒否する確率: 本人拒否率 (FRR: False Reject Rate) - 他人を本人と認識してしまう確率: 他人受入率 (FAR: False Accept Rate) これらの精度評価は、国際的な標準化も進められていますが、現時点では各メーカが独自に発表しています。生体認証デバイスを採用する際には、実際に使用して評価検討することが重要です。また、採用するデバイスで認証できない利用者に対する代替手段の検討も行っておくことをおすすめします。
参考文書(日本語)
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社団法人日本自動認識システム協会
BIOMETRICS
http://www.jaisa.or.jp/action/group/bio/shoukai.html
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JPCERT/CC REPORT 2007-05-23
【今週のひとくちメモ】生体認証 (バイオメトリクス認証) その1
http://www.jpcert.or.jp/wr/2007/wr071901.html#Memo
Weekly Report 2007-05-30号 に掲載