感染したウィルス/ワームを除去する方法として、ワクチンソフトウェアを用いる方法があります。しかしながら、使用しているワクチンソフトが対応しているウィルス/ワームに似てはいるが、別種 (亜種) のものである場合もあります。その場合は、ワクチンソフトウェアを用いても完全には復旧できない可能性があります。例えば、最近のウィルス/ワームの中には、特定サイトからプログラムをダウンロードすることで、自らを日々バージョンアップするものがあり、それらに対応するワクチンソフトの作成が間に合わないケースも実際に発生しています。 このような場合も考慮して、何らかのウィルス/ワームに感染した場合には、OS の再インストールなどの抜本的な復旧方法を用いることが推奨されます。
参考文書(日本語)
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技術メモ - コンピュータセキュリティインシデントへの対応
http://www.jpcert.or.jp/ed/2002/ed020002.txt
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キーボード入力などを記録し外部に送信するプログラムに関する注意喚起
http://www.jpcert.or.jp/at/2004/at040008.txt
Weekly Report 2004-12-01号 に掲載