コンピュータウィルスの多くは、電子メールに添付されたファイルを開く (実行する) ことによって感染を拡大します。見知らぬ人から送付された電子メールに添付されたファイルについては開くことなく、破棄することが推奨されます。しかし電子メールの仕組みは送信元の詐称が極めて容易であるため、たとえ送信元が信頼できる相手であっても、電子メール自体を信用することはできません。 したがって、電子メールの添付ファイルを開く場合には、誰から送付された電子メールであっても、必ず以下のような手順を踏むことを強くお勧めします。 1. ウィルス検知ソフトのパターンファイルが最新であることを確認する。 2. 添付ファイルをディスク上に保存する。 3. 添付ファイルをウィルス検知ソフトで検査する。 4. ウィルスが検知できなかった場合は開く。検知された場合は破棄する。 また、使用している電子メールクライアントの設定が、添付ファイルを自動的に開く設定になっていないことを確認してください。
参考文書(英語)
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US-CERT Cyber Security Tip ST04-010
Using Caution with Email Attachments
http://www.us-cert.gov/cas/tips/ST04-010.html
Weekly Report 2004-06-09号 に掲載