2015年8月20日
サイバーセキュリティ対策活動への協力者に感謝状贈呈
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター
2015年8月、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、サイバーセキュリティ対策活動に特に顕著なご貢献をいただいた方に対し感謝の意を表して記念の盾とともに感謝状を贈呈しました。
JPCERT/CCは、わが国におけるサイバーセキュリティインシデント(以下、インシデントといいます。)の被害の最小化を目的に、インシデントへの対応支援活動、インシデントを未然に防止するための早期警戒活動、マルウエア分析、ソフトウエア製品等の脆弱性に関する調整活動などを行っていますが、これらの活動を円滑かつ効果的に進めるためには、皆様からの情報提供や様々なご協力が欠かせません。現代社会は情報通信システムに大きく依存しており、インシデントへの対処がうまくいかなければ、深刻な社会問題が引き起こされたり、影響がグローバルに拡散したりする恐れもあります。
JPCERT/CCでは、サイバーセキュリティ対策活動に対する皆様からの御好意と御力添えに深く思いをいたし、第2回目となる2015年8月に次の皆様に感謝状と記念の盾を贈呈致しました。
(五十音順)
サイボウズ株式会社 Cy-SIRT 様
自社製品に関する脆弱性情報の届出および脆弱性情報のポータルサイト(JVN)での公表に積極的な製品開発者が未だ少数に留まるなか、「製品開発者による自社製品の脆弱性届出」の約40%にあたる届出をCy-SIRT殿からいただきました。また、これら届けていただいた脆弱性情報をJVN上で広くお知らせする活動を通して、製品利用者のサイバー攻撃による被害の抑止、IT利用の安全性の確保にご協力をいただきました。 | |
(左:Cy-SIRT 伊藤様、右:JPCERT/CC 歌代) |
横河電機株式会社 YOKOGAWA PSIRT 様
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制御システムにおけるセキュリティが重要視される近年、制御システムに関する脆弱性情報ハンドリングや情報公表など数々の課題に積極的に取り組み、そのあり方を体現することによって、業界関係者の模範となる活動を実践していただきました。昨年度の制御製品に関する自社届出案件等、制御システムセキュリティ分野における先進的な活動をもって脆弱性情報ハンドリングのスキームにご協力いただきました。 |
(前列左から:横河電機 辻様、小宮様、JPCERT/CC 歌代、横河電機 小西様、星野様 後列左から:横河電機 薬袋様、川俣様、JPCERT/CC 久保、横河電機 大原様、JPCERT/CC古田) |
JPCERT/CCからの感謝状の贈呈について:
わが国におけるサイバーセキュリティインシデントの被害の低減に大きく貢献した方に感謝の意を表することを目的に「JPCERT/CC感謝状制度」を2014年4月に制定いたしました。これに基づいて、顕著なご貢献をいただいた方々に、年1回JPCERT/CCより感謝状を贈呈させていただくものです。
JPCERT/CC 感謝状