JPCERTコーディネーションセンターは、来る2026年2月10日(火)に「制御システムセキュリティカンファレンス2026」の開催を予定しております。開催にあたり、講演希望者を広く募集いたします。講演をご希望の方は、以下の開催概要とCFP募集要項をご確認のうえ、メールに講演申し込み事項を記載してCFP担当までお送りください。 皆さまからのたくさんのご応募をお待ちしております。
名称 | 制御システムセキュリティカンファレンス2026 |
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開催趣旨 | 国際的に見て、紛争や経済的な緊張の高まり、サイバーセキュリティに関わる新たな法規制の動きなど、さまざまな事業上のリスク因子が引き続き存在し、これに乗じたサイバー攻撃や偽情報の拡散が散見されています。また、国内においてもランサムウェアやネットワーク機器の脆弱性悪用による被害は継続し、その中には制御システムの停止等を含め事業に重大な影響を及ぼす事案も含まれています。サイバーセキュリティリスクは、今や持続的な事業運営や競争力の確保のために考慮すべき必須のリスクと言えるのではないでしょうか。 制御システムが関わる環境においても変化は加速しており、従来から言われているリモートアクセスやクラウド等を活用したいわゆるDXの推進に加え、今後はAIの活用も進むことが予想されます。制御システムセキュリティ関係者には、このような動きの早い外部環境の変化や動向をタイムリーかつ適切に把握し、それを踏まえた適切なセキュリティ対策を進めることが求められています。 そのような状況の中、JPCERT/CCでは、関係する皆さま一人一人が制御システムセキュリティを推進する当事者としての意識を持ち、技術面、管理面の双方についてのインシデント対応への備えを一層強化する取り組みを進め、さまざまな立場の方が連携して対処できる環境整備を進める場として「制御システムセキュリティカンファレンス」を開催しております。おかげさまで、2026年で18回目を迎えることとなりました。 なお、今回は会場開催のみ(別途アーカイブでの動画配信を予定)といたします。講演を通じた情報共有に加え、パネルディスカッションやトークセッション、聴講者のみなさまからご意見をいただいてのディスカッション、さらにはインフォーマルな情報交換等を通じてさまざまな課題を共有し、組織を越えた協働の取り組みとして制御システムセキュリティを推進する場、具体的な一歩を踏み出すための後押しをする場としていきたいと考えています。 |
日時 | 2026年2月10日(火)13:00~18:00(予定) |
会場 | 浅草橋ヒューリックホール |
主催 | 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター |
共催 | 経済産業省(予定) |
参加人数 | 会場参加者250名程度(予定)(後日、YouTubeにてアーカイブ配信を予定) |
参加費 | 無料 |
講演テーマ |
本カンファレンスは制御システムセキュリティ全般を対象としていますが、開催趣旨に記載したとおり、近年は制御システムユーザー組織における制御システム関連のインシデント対応への備えに注力しています。 制御システム関連のインシデント対応への備えにつながるものとして、体制整備といったマネージメントにおける取り組みや、脅威の内部検知等といった技術的な取り組み、さらにJPCERT/CCの発信情報の利活用といったJPCERT/CCとの連携に関する取り組み等、さまざまな取り組み内容の紹介や課題提起につながる講演を募集します。 制御システムを対象とするセキュリティ担当者等の制御システムユーザーはもとより、制御システムベンダー、エンジニアリング、セキュリティベンダー等の各ステークホルダーの方々が日々取り組まれているさまざまな視点を踏まえた講演のご応募をお待ちしております。 特に、次の重点募集テーマを参考にしたうえで、ご応募ください。 ■重点募集テーマ [A] 制御システムのインシデント対応に備えたユーザー組織の取り組み例やその課題 (例:組織内のICS/OT関連の脅威の早期検知手法の取り組み、JPCERT/CC発信情報の利活用等) [B] 制御システムに関連したDXの推進に伴うツールやサービスの利活用におけるセキュリティリスクへの取り組み (例:クラウドやリモートアクセス(監視や保守等)、AI等の利活用上のリスク対策や脆弱性対応等) [C] 制御システムにおける脆弱性対応に関する取り組みや対策例(ユーザー側、ベンダー側を問わず) [D] 制御システムインシデントにおける対応実績に見る対応上の課題や対策の提案 [E] 制御システムセキュリティに関する技術的な調査・研究(例:脅威分析、脆弱性分析等) [F] 制御システムセキュリティの標準や規格等に関する調査・研究の提案や事例 ■応募に当たっての留意事項 応募に当たっては、以下の点についてご了承のうえ、ご応募ください。
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応募に当たっての留意事項 |
応募に当たっては、次の点をご了解いただく前提で、ご応募ください。
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応募資格 | 日本国内在住の制御システムに関係する方 |
募集内容 |
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申し込み方法 |
次の講演申込事項を電子メールでCFP担当までお送りください。
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応募締切 | 2025年9月18日(木) |
お問い合わせ先 |
制御システムセキュリティカンファレンス2026(CFP担当) メール:icssconf2026-sec@jpcert.or.jp |
謝金・交通費 |
講演いただたいた方には、JPCERT/CCの規定に従い、講師謝金および会場までの交通費を実費支給いたします。 |
講演選考 |
本カンファレンスのプログラム選考委員が応募内容を精査のうえ、採否を決定いたします。 選考結果は、応募締切後2~3週間程度で、応募された方全員に電子メールでご連絡いたします。 なお、応募に当たっての留意事項以外の詳細な選考基準などについてはお伝えしておりませんので、あらかじめご了承ください。 |
プログラム選考委員 | JPCERT/CC選考委員、青山 友美(名古屋工業大学)、正木 文統(参天製薬株式会社) |