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  1. HTTPS

HISTORY OF JPCERT/CC

最終更新: 2006-10-11

●セキュリティインシデント
◆インシデント対応機関の歴史
社会のできごとと技術の進歩 年 代 JPCERT/CC の活動 解  説
  • バビロニアで算盤発明
紀元前
30世紀
  • シーザー暗号が使用される。メッセージの各文字を、「a」を「d」のように3文字ずらして暗号化。
紀元前
01世紀
  • インドで「0」の概念を発見。
07世紀
  • フランクリン、電気を発見
1780
  • バベッジ、階差エンジンの政策に着手。
1823
  • ベル、電話を発明。
1876
  • バーナム暗号考案。メッセージと乱数列との排他的論理和をとって暗号化。
1917
  • 独、エニグマ暗号機開発。暗号鍵が1文字ごとに変化。のちに第二次大戦で使用される。
1919
  • チューリングマシンの概念発表。
1937
  • 海軍技術研究所、機械式暗号機の九七式印字機(外務省では暗号機B、通称紫暗号機)開発。
  • UKUSA条約締結により、通信傍受網エシュロン(ECHLON)が正式に誕生。
1943
  • ENIAC公開。真空管使用のデジタルコンピュータ。
1946
  • シャノンの通信理論発表。
1948
  • EDSAC完成。プログラム内蔵方式採用初のコンピュータ。
1949 A
  • テキサス・インスツルメンツ(T I)、シリコントランジスタを開発。
1954
  • 富士通、リレー式コンピュータFACOM100を完成。[A]
A
FACOM100の後継、FACOM128に使用されたリレー。
  • ソニー、トランジスタラジオ発売。
1955
  • 電気試験所、トランジスタ式コンピュータ開発。
1957
  • 日本電信電話公社、パラメトロン式コンピュータ開発。[B]
B
日本電信電話公社が開発したパラメトロンコンピュータMUSASHINO-1。
A
  • 米国防総省、ARPA(AdvancedResearch Project Agency)設置。
  • トランジスタを使用した最初のコンピュータが、ミサイルの発射制御に利用される。
  • テキサス・インスツルメンツ、ICを開発。
1958
  • テッド・ネルソン、Hypertextの概念提唱。のちのWWWに影響を与える。
1965
  • 三井銀行、オンラインバンキングシステム導入。
  • ARPANET開発開始。
  • 米国防総省、DARPA(Defence Advanced Research Project Agency)を設立。
1967
  • AT&Tベル研究所、UNIXの研究開始。
1969
  • 米国防総省が、UCLA、UCSB、スタンフォード大学、ユタ大学にARPANETの実験運用を委託。
  • ハワイ大学、パケット無線ネットワークALOHA Net開発。
1970
  • C言語開発。
1972
●ブルーボックスによる電話のタダがけ密かに流行(ハッキングのさきがけとなる)。
  • NEC 、初のオフィスコンピュータNEAC100を発売。
1973
  • スタンフォード大学でTCP稼動。
  • メトカーフ、イーサネットの原理を論文発表。
  • 公衆パケット交換網TELNETがサービス開始。
1974
  • Diffie-Hellman鍵交換理論考案される。
1976
  • 米政府、標準暗号のDES(共通鍵暗号方式)を公募した暗号方式から選定。
1977
  • リベスト、シャミア、エーデルマン、RSA公開鍵暗号方式を発表。
1978
  • 東芝、日本語ワードプロセッサ開発。
  • 米軍事ネットワークがARPANETからMILNETに移行。
1980
  • BSD UNIXにTCP/IPが組み込まれる。
1981
  • IBM、MS-DOS搭載PCを出荷。
  • 米国防総省、TCP/IPを標準通信プロトコルに決定。TCP/IP使用のネットワークをインターネットと定義。
1982
  • ARPANETがTCP/IPに統一され、インターネットが誕生。
1983
  • 坂村健、TRON提唱。
1984
  • JUNET接続。モデムと電話回線を介して慶大、東工大、東大をUUCPで結ぶ。
  • DNSのサービス開始。
  • インターネットのホスト数1,000を超える。
  • システム監査基準策定。
1985
  • 金融機関等コンピュータ・システムの安全対策基準策定。
  • 全米5カ所のスーパーコンピュータ・センタを接続するNSFNetが稼動開始。
1986
  • RSA、BSAFE暗号化ツールのライセンス提供開始。
●Brainウイルス出現。ソフトウェアの不正コピーに抗議する目的でパキスタンのプログラマーが作成。
  • DEC、はじめてのファイアウォールを開発。
  • アンチウイルスソフトはじめて開発。
1987
  • インターネットのホスト数1万を超える。
  • ネットワーク認証プロトコルKerberosの論文発表。
1988
  • WIDEプロジェクト開始。
  • NTT、INSネットサービス開始。
●モーリス・ワーム事件。ワームがはじめてインターネットにリリースされる。
◆米国でセキュリティインシデント対応チームCERT/CC発足。
  • 初の商用ISP、PSINet運用開始。
1989
  • CERN、WWWサーバーとブラウザを試作。URL、HTML、HTTP考え出される。
1990
  • 国内のインターネット技術者の議論・交流の場として、IP Meetingを開催。参加者40名。
  • ARPANETが正式に廃棄される。
◆FIRST(Forum of Incident Responseand Security Teams)設立。目的は各国セキュリティインシデント対応チームの連携。
  • シマンテック、ノートン、ウイルス対策ソフトをリリース。
1991
  • 日本インターネット技術計画委員会(JEPG/IP:Japanese Engineering & Planning Group/IP)設立。
  • トーバルズ、Linuxの初期バージョンを開発。
  • ジマーマン、PGPの初期バージョンを開発。
●Michelangeroウイルス流行。ディスクのブートセクタに感染、3月6日になるとシステムを破壊。 1992
  • JEPG/IPのボランティアメンバー、活動を開始。
  • jpcert@jepg-ip.ad.jpのメールアドレスでコンピュータセキュリティインシデント報告に対応。
  • マルチキャスト実験ネットワークMBoneで最初のオーディオデータを伝送。
  • インターネットのホスト数100万を超える。
  • ホワイトハウスと国連がインターネットに接続される。
1993
  • Bugtraq開設。セキュリティホールの追求と技術者相互の情報交換、討論の場となる。
  • NCSA、Mosaicブラウザを開発。
  • AT&T JENS、IIJ、国内でISP事業開始。
  • 郵政省、インターネットの商用利用を許可。
  • 最初のインターネットバンク開業。
1994
  • NSFNetプロジェクト終了。
1995
  • サン・マイクロシステムズ、Javaを発表。
  • マイクロソフト、Windows 95を出荷。Internet Explorer 1.0が付属。
  • コンピュータウイルス対策基準策定。
  • 情報システム安全対策基準策定。
  • インターネットでのクレジットカード決済方式、SETに統合。
1996
  • コンピュータ緊急対応センター (JPCERT/CC:Japan Computer Emergency Response Team / Coordination Center)発足。 [C]
  • コンピュータセキュリティ関連情報発信開始
C
虎ノ門にあった最初のオフィス。日本情報処理開発協会(JIPDEC)のセキュリティ対策室の分室として設けられた。所在は当初、公開されていなかった。
C
◆韓国でKrCERT/CC設立。
  • コンピュータ不正アクセス対策基準策定。
  • DEC 、商用ファイアウォールAltaVista提供。
  • S/MIME、PGP/MIME登場。
  • 通産省/電子商取引実証推進協議会(ECOM)。電子認証、電子決済の実証実験開始。
  • インターネットのホスト数1,000万、ユーザー数4,000万人を超える。
  • 日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)発足。
1997
  • 「技術メモ」「活動概要」を公開開始。
  • 連載「初心者のセキュリティ講座」を「インターネットマガジン」とWebで公開。
  • 第1回「緊急報告」を公開。年末年始に多発したsendmailへの攻撃についてレポート。
●Solar Sunrise事件。米国の500以上の軍、政府機関、企業のシステムに不正侵入。 1998
  • FIRSTに加盟。[D]
D
FIRST加入は、日本のコンピュータセキュリティ・インシデント対応チーム(CSIRT)としては初めて。JPCERT/CCが日本のインシデント連絡窓口(POC)として認知されるようになった。
  • 侵入検知システム(IDS)が登場。
◆台湾でTWCERT/CC設立。
  • DES解読コンテスト開催。22時間で解読される。
1999
  • JPCERT/CCセミナー開催。
  • 米商務省、RSAデジタル署名規格を認可。
  • インターネット対応携帯電話(iモード、Jスカイ、EzWeb)サービス開始。
●京都府宇治市で21万人の住民基本台帳データ漏洩、インターネット上で販売される。
●セルビア/コソボ紛争で、初の大規模サイバー戦争が起きる。
  • ADSLサービス開始。
  • RSA 、マイクロソフトなど、PKIフォーラム設立。
●Melissaウイルス流行。感染PCからのメール増大でメールサーバーダウン続出。
●BubbleBoyウイルス流行。HTML形式のメール本文プレビューで感染。
  • 西暦2000年(Y2K)問題対策に関心が集まる。
●国内省庁のホームページ、相次いで改ざんされる。官公庁 Webへのアクセスを制限。 2000
  • 米通信諜報システムECHLONによる盗聴疑惑。
  • マイクロソフト、Windows 2000を出荷。
●米NSIが運営するレジストリに不正侵入、アドレスが書き換えられる。
●Yahoo!、Amazon、eBayなどが大規模なDDoS攻撃によりダウン。
  • 「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」施行。
●国内でホームページからの顧客情報漏えい頻発。
●「I LOVE YOU」ウイルス流行。メールの添付ファイル実行で感染、被害推定26億ドル。
  • 通産省、暗号技術評価事業CRYPTREC開始。
  • 米政府、後継の標準暗号AESとしてRijndaelを採択。
  • e-Japan構想。
  • RSA公開鍵暗号方式の特許有効期限が満了。
◆中国でCNCERT/CC設立。
  • 日本レジストリサービス(JPRS)設立。
  • 「重要インフラのサイバーテロ対策に係る特別行動計画」策定。IT基本法成立。
  • 日本のPC世帯普及率6割に。インターネット対応携帯電話の加入者は1,000万人を超える。
  • 電子署名法施行。I T書面一括法施行。
2001
  • JPCERT/CCレポート開始。
  • FIRST の Web サイト(www.first.org)のミラーに協力。
  • 公衆無線LANサービス国内で開始。
●米カリフォルニア州の電力会社のシステムに不正侵入。
●Code Redワーム流行。マイクロソフトIISを標的にする攻撃が流行。[E] E
Code Red感染拡大のようすを示すアニメーション。http://www.caida.org/
E
  • 米国で同時多発テロ(9・11事件)起きる。
●Nimdaウイルス流行。メールだけでなく、ウイルスに改ざんされたホームページからも感染。24時間で2万台以上感染。
●Lamenワーム流行。Linuxで動作するサービスプログラムの弱点が狙われる。
  • マイクロソフト、Windows XPを出荷。
  • 米大統領令13231発令。重要インフラのサイバー攻撃からの保護が主眼。
  • ADSL普及。
●Klezウイルス流行。 2002
  • アジア太平洋地域のインシデント対応体制確立のため、奈良先端科学技術大学院大学と3カ年の共同研究開始。[F]
F
2002年から始まった、アジア太平洋各国のインシデント対応体制確立の共同研究では、CSIRT間の連絡機関立ち上げ、各国CSIRT間の交換情報の標準化参画、発展途上国CSIRT立上げのパッケージ化が主軸となった。
  • JIS X 5080:2002(情報セキュリティマネジメントの実践のための規範)に基づくISMS適合性評価制度の運用開始。
◆Telecom-ISAC Japan設立。重要インフラ組織間でインシデント情報を共有。
●DNSのルートサーバーに一斉攻撃が仕掛けられる。
  • ファイアウォール、IDS、VPNなど、セキュリティ製品の機能統合・一体化が進む。
  • P Cベンダー、ウイルス対策ソフトウェア・パーソナルファイアウォールを組み入れたPCを販売。
  • 通信キャリア・ISPにウィルス検知、侵入検知、電子証明書発行サービス増加。
  • 専用線利用の企業内ネットワークからIPネットワーク利用の音声・データ統合イントラネットへの移行進む(IPVPN、インターネットVPNなど)。社外からのリモートアクセスニーズ増加。
●Slammerワーム流行。マイクロソフトSQL Serverの弱点が狙われる。7万5,000台以上が感染。 2003
  • 有限責任中間法人へ移行。山口英、初代代表理事に就任。
  • アジア太平洋コンピュータ緊急対応チーム(APCERT:Asia Pacific Computer Emergency Response Team)フォーラム発足。事務局を運営。
  • IODEFツール/データベース開発。
  • オフィスを神田に移転。[G]
  • 英NISCCの要請により、ソフトウェアの脆弱性報告から公表までの調整業務を開始。[H]
  • インターネット定点観測システム(ISDAS)公開。[I]
G
神田にオフィスが移転。
G

H
ソフトウェアに見つかった脆弱性情報は、開発元がソフトウェアアップデートなどの対策を用意してから公表するのが一般的だ。JPCERT/CCは2003年より、脆弱性の報告から開発元との連絡、公表までの調整を手がけてきたが、2004年に経済産業省告示で脆弱性関連情報流通を担う調整機関に指定された。

I
インターネット定点観測では、インターネットエクスチェンジやxDSLのエッジ近傍に設置したノードに飛来するパケットを観測し、ポートスキャンやワームなどのサイバー攻撃の動向把握に役立てる。(以下は、3カ月分のアクセス先ポート別グラフ)
I
  • 警察庁@Police開設。
◆US-CERT(United States Computer Emergency Readiness Team)設立。
  • 情報セキュリティ監査制度運用開始、公的個人認証制度開始。
  • 個人情報保護法案制定。
●Blasterワーム流行。常時接続PCのOSの弱点が狙われる。
  • 光ファイバーによるFTTHサービス開始。
  • 三菱電機が開発した暗号アルゴリズムMISTY1、三菱電機・NTTが共同開発したCamellia、欧州暗号技術評価プロジェクト(NESSIE)の認定を受ける。
●NetSkyウイルス流行。感染PCがKaZaAやeDonkeyサイトを攻撃するように仕組まれる。 2004
  • フィッシング詐欺報告取り扱い開始。関連報告件数増加。
  • TCP/IP実装に見つかった脆弱性の情報公開までを調整。
  • 歌代和正、代表理事に就任。
  • 経済産業省告示で脆弱性関連情報流通を担う調整機関に指定された。これにともない住所を公開。早期警戒パートナーシップ説明会開催。
  • 日中韓CSIRT間のインシデント対応演習実施。連携体制構築。
  • ボットネットの実態調査開始。
  • JPNIC・JPCERT/CCセキュリティセミナー2004開催。
●Winnyユーザーを狙ったAntinnyウイルスによる情報流出多発。
●Sasserワーム流行。Blasterワームと同様に常時接続PCが狙われる。
  • 独警察、Sasserウイルスを作成した18歳学生逮捕。
  • 京都府警、Winny開発者を逮捕。
  • ドメイン名登録数が6,300万件を超える(米VeriSign調べ)。
●ロシアで携帯電話を標的にしたCabirウイルス出現。端末間のBluetooth通信で感染。
  • 総務省、「迷惑メールに関する研究会」設置。
●ハードディスクレコーダーを踏み台にしたコメントスパム見つかる。
●ボットネット流行しはじめる。
●VISAカードの暗証番号入力を促す日本語フィッシングメール見つかる。
  • フィッシングによる国内初の金銭被害発覚。警察庁取締り強化へ。
  • 通信事業者を中心とした「フィッシング対策推進連絡会」開催。
2005
  • Telecom-ISAC Japanとセキュリティセミナー共催。
  • 早期警戒グループ設置。セキュリティリスクに結びつく情報を収集・分析、重要インフラ運用者に早期配信。
  • 内閣官房重要インフラ専門委員会委員に就任。
  • JPNIC・JPCERT/CCセキュリティセミナー2005開催。
  • 水越一郎、理事就任。
  • APCERTメンバー間のインシデント対応実施。
  • UFJカード、フィッシング詐欺の被害状況を公表。
  • JPドメイン名の登録数約67万件、汎用JPが半数を超える。
  • 国内ISP・携帯電話事業者など約30社が迷惑メール対策技術の検討組織を設立。
  • 世界のWebサーバーが6,000万台を超える。
●DNSを悪用したDoS攻撃が増加。
2006
  • 重要インフラ事業者向けに情報セキュリティセミナー開催。サイバーセキュリティ演習サービスを開始。インシデントへの備えや復旧体制を検証。
  • 早貸淳子、常務理事就任。
  • 10周年を迎える。

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