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■12/07(日)〜12/13(土) のセキュリティ関連情報
目 次
【1】2008年12月 Microsoft セキュリティ情報について
【2】Microsoft Internet Explorer の XML 解析処理に脆弱性
【3】Microsoft ワードパッドのテキスト コンバーターに脆弱性
【4】CA ARCserve Backup に脆弱性
【5】futomi's CGI Cafe の高機能アクセス解析 CGI にセッション ID が推測可能な脆弱性
【6】「C/C++ セキュアコーディング ハーフデイキャンプ」参加者募集のお知らせ
【今週のひとくちメモ】PHP 5.2.8 リリース
※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/
※PGP署名付きテキスト版および XML 版は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/2008/wr084901.txt
https://www.jpcert.or.jp/wr/2008/wr084901.xml
【1】2008年12月 Microsoft セキュリティ情報について
情報源
US-CERT Technical Cyber Security Alert TA08-344A
Microsoft Updates for Multiple Vulnerabilities
http://www.us-cert.gov/cas/techalerts/TA08-344A.htmlUS-CERT Cyber Security Alert SA08-344A
Microsoft Updates for Multiple Vulnerabilities
http://www.us-cert.gov/cas/alerts/SA08-344A.htmlUS-CERT Vulnerability Note VU#468227
Microsoft Vista and Server 2008 vulnerable to memory corruption via saved search
http://www.kb.cert.org/vuls/id/468227
概要
Microsoft Windows、Internet Explorer、Word、Excel、SharePoint Server、Visual Basic 6 および関連コンポーネントには、複数の脆弱 性があります。結果として、遠隔の第三者が任意のコードを実行したり、 権限を昇格したり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったりする可能 性があります。 詳細については、Microsoft が提供する情報を参照してください。 この問題は、Microsoft Update などを用いて、セキュリティ更新プロ グラムを適用することで解決します。
関連文書 (日本語)
2008 年 12 月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-dec.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-070 - 緊急
Visual Basic 6.0 ランタイム拡張ファイル (ActiveX コントロール) の脆弱性により、リモートでコードが実行される (932349)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-070.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-071 - 緊急
GDI の脆弱性により、リモートでコードが実行される (956802)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-071.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-072 - 緊急
Microsoft Word の脆弱性により、リモートでコードが実行される (957173)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-072.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-073 - 緊急
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (958215)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-073.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-074 - 緊急
Microsoft Office Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (959070)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-074.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-075 - 緊急
Windows Search の脆弱性により、リモートでコードが実行される (959349)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-075.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-076 - 重要
Windows Media コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (959807)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-076.mspxマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-077 - 重要
Microsoft Office SharePoint Server の脆弱性により、特権が昇格される (957175)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-077.mspxJapan Vulnerability Notes JVNTA08-344A
Microsoft 製品における複数の脆弱性に対するアップデート
http://jvn.jp/cert/JVNTA08-344A/index.html@police
マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて (MS08-070,071,072,073,074,075,076,077)
http://www.cyberpolice.go.jp/important/2008/20081213_091414.htmlJPCERT/CC Alert 2008-12-10
2008年12月 Microsoft セキュリティ情報 (緊急 6件含) に関する注意喚起
http://www.jpcert.or.jp/at/2008/at080022.txt
【2】Microsoft Internet Explorer の XML 解析処理に脆弱性
情報源
US-CERT Vulnerability Note VU#493881
Microsoft Internet Explorer data binding memory corruption vulnerability
http://www.kb.cert.org/vuls/id/493881DOE-CIRC Bulletin T-026
Zero-day exploit for Internet Explorer
http://www.doecirc.energy.gov/ciac/bulletins/t-026.shtml
概要
Microsoft Internet Explorer には、XML 解析処理に起因する脆弱性が あります。結果として、遠隔の第三者が細工した XML 文書を処理させ ることで、そのユーザの権限で任意のコードを実行する可能性がありま す。なお、本脆弱性を使用した攻撃活動が観測されています。 対象となる製品は以下の通りです。 - Microsoft Internet Explorer 2008年12月16日現在、この問題に対する修正プログラムは確認されてお りません。回避策としては、インターネットゾーンのセキュリティ設定 を「高」に設定するなどの方法があります。詳細については、 Microsoft が提供する情報を参照してください。
関連文書 (日本語)
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (961051)
Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/961051.mspxJapan Vulnerability Notes JVNVU#493881
Microsoft Internet Explorer の XML 解析処理における脆弱性
http://jvn.jp/cert/JVNVU493881/index.html
【3】Microsoft ワードパッドのテキスト コンバーターに脆弱性
情報源
US-CERT Vulnerability Note VU#926676
Microsoft WordPad Text Converter vulnerable to remote code execution
http://www.kb.cert.org/vuls/id/926676
概要
Microsoft ワードパッドのテキストコンバーターには、脆弱性がありま す。結果として、遠隔の第三者が細工した Word 97 ファイル形式の文 書を処理させることで、そのユーザの権限で任意のコードを実行する可 能性があります。なお、本脆弱性を使用した攻撃活動が観測されていま す。 対象となるプラットフォームは以下の通りです。 - Microsoft Windows 2000 Service Pack 4 - Windows XP Service Pack 2 - Windows XP Professional x64 Edition および Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2 - Windows Server 2003 Service Pack 1 および Windows Server 2003 Service Pack 2 - Windows Server 2003 x64 Edition および Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 - Windows Server 2003 with SP1 for Itanium-based Systems および Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems 2008年12月16日現在、この問題に対する修正プログラムは確認されてお りません。回避策としては、Word 97 ファイル形式用のワードパッドテ キストコンバーターを無効にするなどの方法があります。詳細について は、Microsoft が提供する情報を参照してください。
関連文書 (日本語)
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (960906)
Microsoft ワードパッドのテキスト コンバーターの脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/960906.mspxJapan Vulnerability Notes JVNVU#926676
Microsoft ワードパッドのテキストコンバータに任意のコードが実行可能な脆弱性
http://jvn.jp/cert/JVNVU926676/index.html
【4】CA ARCserve Backup に脆弱性
情報源
US-CERT Current Activity Archive
CA ARCserve Backup Vulnerability
http://www.us-cert.gov/current/archive/2008/12/12/archive.html#ca_arcserve_backup_vulnerability
概要
CA ARCserve Backup には、脆弱性があります。結果として、遠隔の第 三者が任意のコードを実行する可能性があります。 対象となる製品およびバージョンは以下の通りです。 - CA ARCserve Backup r12.0 Windows - CA ARCserve Backup r11.5 Windows - CA ARCserve Backup r11.1 Windows - CA Server Protection Suite r2 - CA Business Protection Suite r2 - CA Business Protection Suite for Microsoft Small Business Server Standard Edition r2 - CA Business Protection Suite for Microsoft Small Business Server Premium Edition r2 この問題は、CA が提供するパッチを該当する製品に適用することで解 決します。詳細については、CA が提供する情報を参照してください。
関連文書 (英語)
CA Technical Support
Security Notice for CA ARCserve Backup LDBserver
https://support.ca.com/irj/portal/anonymous/phpsupcontent?contentID=194293
【5】futomi's CGI Cafe の高機能アクセス解析 CGI にセッション ID が推測可能な脆弱性
情報源
Japan Vulnerability Notes JVN#07468800
futomi's CGI Cafe 製高機能アクセス解析 CGI におけるセッション ID が推測可能な脆弱性
http://jvn.jp/jp/JVN07468800/index.html
概要
futomi's CGI Cafe の高機能アクセス解析 CGI には、セッション ID が推測可能な脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が高機能ア クセス解析 CGI の管理者になりすます可能性があります。 対象となるバージョンは以下の通りです。 - 高機能アクセス解析 CGI Standard 版 Ver 4.0.1 およびそれ以前 この問題は、配布元が提供する修正済みのバージョンに高機能アクセス 解析 CGI を更新することで解決します。
関連文書 (日本語)
futomi's CGI Cafe
高機能アクセス解析CGI Standard版
http://www.futomi.com/library/accs.html
【6】「C/C++ セキュアコーディング ハーフデイキャンプ」参加者募集のお知らせ
情報源
JPCERT/CC
C/C++ セキュアコーディング ハーフデイキャンプのご案内
https://www.jpcert.or.jp/event/half-day_Camp-seminar.html
概要
JPCERT コーディネーションセンターは、C/C++ 言語で脆弱性を含まな い安全なプログラムをコーディングする具体的なテクニックとノウハウ を学んでいただくためのセミナー「C/C++ セキュアコーディング ハー フデイキャンプ」を 1月、2月、3月の三回にわたり開催いたします。参 加費は無料です。 ご好評につき多数のご応募をいただき、第1回セミナーは、残り30席と なりました。参加ご希望の方は、お早めにお申し込み下さい。 日時: part1 <文字列・整数> 2009年1月29日 (木) 13:00〜18:00 (受付 12:30〜) 会場: 株式会社インターネットイニシアティブ 大会議室1 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 17階 受講料: 無料 定員: 80名
■今週のひとくちメモ
○PHP 5.2.8 リリース
2008年12月8日 PHP 5.2.8 がリリースされました。このリリースでは PHP 5.2.7 で発生した magic_quotes の問題の修正や、いくつかのセキュ リティの問題が解決されています。PHP の利用者は 5.2.8 へバージョ ンアップすることをおすすめします。 また、PHP 5.1 系からの 5.2 系への移行については、移行ガイドが公 開されています。この機会にバージョンアップすることを検討してくだ さい。 なお、PHP 4 系については、2007年12月31日にサポートが終了していま す。
参考文献 (日本語)
PHP
PHP 5.1.x から PHP 5.2.x への移行
http://www.php.net/manual/ja/migration52.phpJPCERT/CC REPORT 2008-08-20
【今週のひとくちメモ】PHP 5 への移行
http://www.jpcert.or.jp/wr/2008/wr083201.html#Memo
参考文献 (英語)
PHP
PHP: PHP 5.2.8 Release Announcement
http://www.php.net/releases/5_2_8.php
■JPCERT/CC からのお願い
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