JPCERT コーディネーションセンター

Weekly Report 2022-09-14号

JPCERT-WR-2022-3601
JPCERT/CC
2022-09-14

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■09/04(日)〜09/10(土) のセキュリティ関連情報

目 次

【1】複数のCisco製品に脆弱性

【2】Movable Type用プラグインA-Formにクロスサイトスクリプティングの脆弱性

【今週のひとくちメモ】フィッシング対策協議会が「各ブラウザーによるSSL/TLSサーバー証明書の表示の違い」を更新

※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/

※PGP署名付きテキスト版およびXML版は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/2022/wr223601.txt
https://www.jpcert.or.jp/wr/2022/wr223601.xml

【1】複数のCisco製品に脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Cisco Releases Security Updates for Multiple Products
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/09/08/cisco-releases-security-updates-multiple-products

概要

複数のCisco製品には、影響度Highを含む複数の脆弱性があります。結果とし
て、隣接するネットワーク上の第三者が構成を変更するなどの可能性がありま
す。

影響度Highの脆弱性情報に記載されている製品は次のとおりです。

- Cisco SD-WAN vManage Software
- Cisco Catalyst 8000V Edge Software
- Adaptive Security Virtual Appliance (ASAv)
- Secure Firewall Threat Defense Virtual (formerly FTDv)

上記製品以外にも、影響度Mediumの脆弱性情報が公開されています。詳細は
Ciscoが提供する情報を参照してください。

この問題は、該当する製品をCiscoが提供する修正済みのバージョンに更新す
ることで解決します。詳細は、Ciscoが提供するアドバイザリ情報を参照して
ください。

関連文書 (英語)

Cisco
Cisco Security Advisories
https://tools.cisco.com/security/center/publicationListing.x

Cisco
Cisco SD-WAN vManage Software Unauthenticated Access to Messaging Services Vulnerability
https://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-vmanage-msg-serv-AqTup7vs

Cisco
Vulnerability in NVIDIA Data Plane Development Kit Affecting Cisco Products: August 2022
https://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-mlx5-jbPCrqD8

【2】Movable Type用プラグインA-Formにクロスサイトスクリプティングの脆弱性

情報源

Japan Vulnerability Notes JVN#48120704
Movable Type 用プラグイン A-Form におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
https://jvn.jp/jp/JVN48120704/

概要

Movable Type用プラグインA-Formには、クロスサイトスクリプティングの脆弱
性があります。結果として、当該プラグインを使用しているサイトにアクセス
したユーザーのWebブラウザー上で、任意のスクリプトを実行される可能性が
あります。

対象となるバージョンは次のとおりです。

- A-Form 4.1.1より前のバージョン(Movable Type 7系用)
- A-Form 3.9.1より前のバージョン(Movable Type 6系用)

なお、開発者によると、A-FormはA-Member、A-Reserve、A-Memberサブスクリ
プションパックにも同梱されているとのことです。

この問題は、該当する製品を開発者が提供する修正済みのバージョンに更新す
ることで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

関連文書 (日本語)

株式会社アークウェブ
MTプラグインAシリーズ:新バージョン4.1.1/3.9.1(脆弱性対応版)リリースのお知らせ
https://www.ark-web.jp/blog/archives/2022/09/a-series-411-391.html

株式会社アークウェブ
リリースノート:A-Form PC 4.1.1/3.9.1, A-Member 4.1.1/3.9.1, A-Reserve 4.1.1/3.9.1, A-Memberサブスクリプションパック 1.005
https://www.ark-web.jp/movabletype/blog/2022/09/a-series-411-391.html

■今週のひとくちメモ

○フィッシング対策協議会が「各ブラウザーによるSSL/TLSサーバー証明書の表示の違い」を更新

2022年9月6日、フィッシング対策協議会は、各ブラウザーによるSSL/TLSサーバー
証明書の表示の違いに関するお知らせを更新しました。本お知らせでは、主要
ブラウザーのバージョンアップおよびMicrosoft Internet Explorer(IE)バー
ジョン11が2022年6月15日をもってサポートが終了したことを受け、各ブラウ
ザーによるサーバー証明書の表示の違いについて説明しています。また、ブラ
ウザーの表示に対して適切な認識を持ち、証明書確認サービスを利用すること
で証明書の種類やWebサイトに掲載されている情報に疑わしい点がないか確認
を行うことをお勧めしています。

参考文献 (日本語)

フィッシング対策協議会
【更新】 各ブラウザーによる SSL / TLS サーバー証明書の表示の違い (2022/09/06)
https://www.antiphishing.jp/news/info/_ssl_20220906.html

■JPCERT/CCからのお願い

  • 本レポートに関するお問い合わせは ew-info@jpcert.or.jp 宛 にお願い致します。ただし、JPCERT/CCでは、提供する情報について具体的な内容そのものについてのご質問にはお答えできない場合もあります。またバックナンバーは、以下のURLからご利用いただけます。
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  • JPCERT/CCへのセキュリティインシデントの報告方法については以下のURLを参照してください。
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