JPCERT コーディネーションセンター

Weekly Report 2022-04-20号

JPCERT-WR-2022-1601
JPCERT/CC
2022-04-20

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■04/10(日)〜04/16(土) のセキュリティ関連情報

目 次

【1】複数のマイクロソフト製品に脆弱性

【2】複数のアドビ製品に脆弱性

【3】Google Chromeに複数の脆弱性

【4】複数のCisco製品に脆弱性

【5】複数のJuniper Networks製品に脆弱性

【6】複数のCitrix製品に脆弱性

【7】Apache Struts 2に任意のコードが実行可能な脆弱性

【8】VMware Cloud Directorに任意のコードが実行可能な脆弱性

【今週のひとくちメモ】2022年1月〜2022年3月分の「活動四半期レポート」「インシデント報告対応レポート」を公開

※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/

※PGP署名付きテキスト版およびXML版は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/2022/wr221601.txt
https://www.jpcert.or.jp/wr/2022/wr221601.xml

【1】複数のマイクロソフト製品に脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Microsoft Releases April 2022 Security Updates
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/12/microsoft-releases-april-2022-security-updates

CISA Current Activity
Microsoft Releases Advisory to Address Critical Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2022-26809)
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/13/microsoft-releases-advisory-address-critical-remote-code-execution

概要

複数のマイクロソフト製品には、脆弱性があります。結果として、遠隔の第三
者が任意のコードを実行するなどの可能性があります。

対象となる製品は、多岐にわたります。詳細はマイクロソフト株式会社が提供
するアドバイザリ情報を参照してください。

この問題は、Microsoft Updateなどを用いて、更新プログラムを適用すること
で解決します。詳細は、マイクロソフト株式会社が提供する情報を参照してく
ださい。

関連文書 (日本語)

マイクロソフト株式会社
2022 年 4 月のセキュリティ更新プログラム
https://msrc.microsoft.com/update-guide/ja-JP/releaseNote/2022-Apr

JPCERT/CC 注意喚起
2022年4月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2022/at220010.html

【2】複数のアドビ製品に脆弱性

情報源

アドビ
Security update available for Adobe Commerce | APSB22-13
https://helpx.adobe.com/security/products/magento/apsb22-13.html

アドビ
Security update available for Adobe Acrobat and Reader | APSB22-16
https://helpx.adobe.com/security/products/acrobat/apsb22-16.html

アドビ
Security Updates Available for Adobe After Effects | APSB22-19
https://helpx.adobe.com/security/products/after_effects/apsb22-19.html

アドビ
Security update available for Adobe Photoshop | APSB22-20
https://helpx.adobe.com/security/products/photoshop/apsb22-20.html

概要

複数のアドビ製品には、脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が任意
のコードを実行するなどの可能性があります。

対象となる製品は次のとおりです。

- Adobe Acrobat
- Adobe Acrobat Reader
- Adobe Commerce
- Adobe After Effects
- Adobe Photoshop

この問題は、該当する製品をアドビが提供する修正済みのバージョンに更新す
ることで解決します。詳細は、アドビが提供する情報を参照してください。

関連文書 (日本語)

JPCERT/CC 注意喚起
Adobe AcrobatおよびReaderの脆弱性(APSB22-16)に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2022/at220009.html

JPCERT/CC CyberNewsFlash
複数のアドビ製品のアップデートについて
https://www.jpcert.or.jp/newsflash/2022041301.html

【3】Google Chromeに複数の脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Google Releases Security Updates for Chrome
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/15/google-releases-security-updates-chrome

概要

Google Chromeには、複数の脆弱性があります。

対象となるバージョンは次のとおりです。

- Google Chrome 100.0.4896.127より前のバージョン

この問題は、Google ChromeをGoogleが提供する修正済みのバージョンに更新
することで解決します。詳細は、Googleが提供する情報を参照してください。

関連文書 (英語)

Google
Stable Channel Update for Desktop
https://chromereleases.googleblog.com/2022/04/stable-channel-update-for-desktop_14.html

【4】複数のCisco製品に脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Cisco Releases Security Updates for Multiple Products
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/14/cisco-releases-security-updates-multiple-products

概要

複数のCisco製品には、脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が認証
を回避するなどの可能性があります。

対象となる製品は、多岐にわたります。詳細や最新の情報については、Cisco
が提供するアドバイザリ情報を参照してください。

この問題は、該当する製品をCiscoが提供する修正済みのバージョンに更新す
ることで解決します。詳細は、Ciscoが提供するアドバイザリ情報を参照して
ください。

関連文書 (英語)

Cisco
Cisco Security Advisories
https://tools.cisco.com/security/center/publicationListing.x

【5】複数のJuniper Networks製品に脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Juniper Networks Releases Security Updates for Multiple Products
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/14/juniper-networks-releases-security-updates-multiple-products

概要

複数のJuniper Networks製品には、脆弱性があります。結果として、遠隔の第
三者がサービス運用妨害(DoS)攻撃を行うなどの可能性があります。

対象となる製品は、多岐にわたります。詳細はJuniper Networksが提供するア
ドバイザリ情報を参照してください。

この問題は、該当する製品をJuniper Networksが提供する修正済みのバージョ
ンに更新することで解決します。詳細は、Juniper Networksが提供する情報を
参照してください。

関連文書 (英語)

Juniper Networks
Juniper Support Portal Search Results - Security Advisories
https://kb.juniper.net/InfoCenter/index?page=content&channel=SECURITY_ADVISORIES

【6】複数のCitrix製品に脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Citrix Releases Security Updates for Multiple Products
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/12/citrix-releases-security-updates-multiple-products

概要

複数のCitrix製品には、脆弱性があります。結果として、当該製品にアクセス
したユーザーのウェブブラウザー上で、任意のスクリプトを実行されるなどの
可能性があります。

対象となる製品は、多岐にわたります。詳細はCitrixが提供する情報を参照し
てください。

この問題は、該当する製品をCitrixが提供する修正済みのバージョンに更新す
ることで解決します。詳細は、Citrixが提供する情報を参照してください。

関連文書 (英語)

Citrix
Citrix SD-WAN Security Bulletin for CVE-2022-27505 and CVE-2022-27506
https://support.citrix.com/article/CTX370550

Citrix
Citrix StoreFront Security Bulletin for CVE-2022-27503
https://support.citrix.com/article/CTX377814

Citrix
Citrix Endpoint Management (XenMobile Server) Security Bulletin for CVE-2021-44519, CVE-2021-44520, and CVE-2022-26151
https://support.citrix.com/article/CTX370551

Citrix
Citrix Gateway Plug-in for Windows Security Bulletin for CVE-2022-21827
https://support.citrix.com/article/CTX341455

【7】Apache Struts 2に任意のコードが実行可能な脆弱性

情報源

CISA Current Activity
Apache Releases Security Advisory for Struts 2
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/12/apache-releases-security-advisory-struts-2

概要

The Apache Software Foundationが提供するApache Struts 2には、不適切な
入力確認に起因する任意のコードが実行可能な脆弱性があります。結果として、
遠隔の第三者が、任意のコードを実行する可能性があります。

対象となるバージョンは次のとおりです。

- Apache Struts 2.0.0から2.5.29までのバージョン

この問題は、Apache Struts 2をThe Apache Software Foundationが提供する
修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細はThe Apache Software
Foundationが提供する情報を参照してください。

関連文書 (日本語)

Japan Vulnerability Notes JVNVU#96910606
Apache Struts 2において任意のコードを実行される脆弱性(S2-062)
https://jvn.jp/vu/JVNVU96910606/

JPCERT/CC 注意喚起
Apache Struts 2の脆弱性(S2-062)に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2022/at220011.html

関連文書 (英語)

The Apache Software Foundation
S2-062
https://cwiki.apache.org/confluence/display/WW/S2-062

【8】VMware Cloud Directorに任意のコードが実行可能な脆弱性

情報源

CISA Current Activity
VMware Releases Security Updates for Cloud Director
https://www.cisa.gov/uscert/ncas/current-activity/2022/04/15/vmware-releases-security-updates-cloud-director

概要

VMware Cloud Directorには、任意のコードが実行可能な脆弱性があります。
結果として、遠隔の第三者が該当するサーバーにアクセスする可能性がありま
す。

対象となるバージョンは次のとおりです。

- VMware Cloud Director バージョン10.3系
- VMware Cloud Director バージョン10.2系
- VMware Cloud Director バージョン10.1系

この問題は、該当する製品をVMwareが提供する修正済みのバージョンに更新す
ることで解決します。詳細は、VMwareが提供する情報を参照してください。

関連文書 (英語)

VMware
VMSA-2022-0013
https://www.vmware.com/security/advisories/VMSA-2022-0013.html

■今週のひとくちメモ

○2022年1月〜2022年3月分の「活動四半期レポート」「インシデント報告対応レポート」を公開

2022年4月14日、JPCERT/CCは2022年1月〜2022年3月分の「活動四半期レポート」
「インシデント報告対応レポート」を公開しました。本四半期中のJPCERT/CC
の国内外の活動に加え、JPCERT/CCが報告を受け付けたインシデントの統計や
事例などについてまとめています。参考資料としてご活用ください。

参考文献 (日本語)

JPCERT/CC
JPCERT/CC 活動四半期レポート [2022年1月1日〜2022年3月31日]
https://www.jpcert.or.jp/pr/2022/PR_Report2021Q4.pdf

JPCERT/CC
JPCERT/CC インシデント報告対応レポート [2022年1月1日〜2022年3月31日]
https://www.jpcert.or.jp/pr/2022/IR_Report2021Q4.pdf

■JPCERT/CCからのお願い

  • 本レポートに関するお問い合わせは ew-info@jpcert.or.jp 宛 にお願い致します。ただし、JPCERT/CCでは、提供する情報について具体的な内容そのものについてのご質問にはお答えできない場合もあります。またバックナンバーは、以下のURLからご利用いただけます。
    https://www.jpcert.or.jp/wr/
  • 本メーリングリストの購読申込や購読停止、また登録した電子メールアドレスの変更などにつきましては、以下のURLを参照してください。
    https://www.jpcert.or.jp/announce.html
  • JPCERT/CCへのセキュリティインシデントの報告方法については以下のURLを参照してください。
    https://www.jpcert.or.jp/form/

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