JPCERT コーディネーションセンター

Weekly Report 2013-02-27号

JPCERT-WR-2013-0801
JPCERT/CC
2013-02-27

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■02/17(日)〜02/23(土) のセキュリティ関連情報

目 次

【1】「Adobe Acrobat および Reader に脆弱性」に関する追加情報

【2】Oracle Java に複数の脆弱性

【3】Mozilla 製品群に複数の脆弱性

【4】Symantec PGP Desktop にバッファオーバーフローの脆弱性

【5】NEC Universal RAID Utility にアクセス制限不備の脆弱性

【今週のひとくちメモ】Java 6 のサポート終了

※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/

※PGP署名付きテキスト版および XML 版は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/2013/wr130801.txt
https://www.jpcert.or.jp/wr/2013/wr130801.xml

【1】「Adobe Acrobat および Reader に脆弱性」に関する追加情報

情報源

Adobe Security Bulltin
Security updates available for Adobe Reader and Acrobat
https://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb13-07.html

概要

JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2013-02-20 号【2】で紹介した「Adobe Acrobat お
よび Reader に脆弱性」に関する追加情報です。

Adobe Reader および Acrobat の修正済みのバージョンが公開されまし
た。詳細については Adobe が提供する情報を参照してください。

関連文書 (日本語)

Adobe
Acrobat Help / APSB13-07:Adobe Reader および Acrobat に関するセキュリティアップデート公開
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/cq02200108.html

JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2013-02-20 号
【2】Adobe Acrobat および Reader に脆弱性
https://www.jpcert.or.jp/wr/2013/wr130701.html#2

【2】Oracle Java に複数の脆弱性

情報源

JC3 Bulletin
V-095: Oracle Java Flaws Let Remote Users Execute Arbitrary Code
http://energy.gov/cio/articles/v-095-oracle-java-flaws-let-remote-users-execute-arbitrary-code

概要

Oracle Java には、複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、
任意のコードを実行する可能性があります。

対象となるバージョンは以下の通りです。

- JDK and JRE 7 Update 13 およびそれ以前
- JDK and JRE 6 Update 39 およびそれ以前
- JDK and JRE 5.0 Update 39 およびそれ以前
- SDK and JRE 1.4.2_41 およびそれ以前

この問題は、Oracle が提供する修正済みのバージョンに Java を更新すること
で解決します。詳細については、Oracle が提供する情報を参照して下さい。

関連文書 (日本語)

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
Oracle Java の脆弱性対策について(CVE-2013-1487等)
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20130220-jre.html

Japan Vulnerability Notes JVNTA13-051A
Oracle Java に複数の脆弱性(緊急)
https://jvn.jp/cert/JVNTA13-051A/index.html

JPCERT/CC Alert 2013-02-20 JPCERT-AT-2013-0011
2013年2月 Oracle Java SE のクリティカルパッチアップデート (定例) に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2013/at130011.html

関連文書 (英語)

Oracle
Updated Release of the February 2013 Oracle Java SE Critical Patch Update
http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/javacpufeb2013update-1905892.html

US-CERT Alert (TA13-051A)
Oracle Java Multiple Vulnerabilities
http://www.us-cert.gov/cas/techalerts/TA13-051A.html

【3】Mozilla 製品群に複数の脆弱性

情報源

JC3 Bulletin
V-096: Mozilla Thunderbird / SeaMonkey Multiple Vulnerabilities
http://energy.gov/cio/articles/v-096-mozilla-thunderbird-seamonkey-multiple-vulnerabilities

概要

Mozilla 製品群には、複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が
任意のコードを実行する可能性があります。

対象となるバージョンは以下の通りです。

- Firefox 19.0 より前のバージョン
- Firefox ESR 17.0.3 より前のバージョン
- Thunderbird 17.0.3 より前のバージョン
- Thunderbird ESR 17.0.3 より前のバージョン
- SeaMonkey 2.16 より前のバージョン

この問題は、Mozilla が提供する修正済みのバージョンに該当する製品を更新
することで解決します。詳細については、Mozilla が提供する情報を参照して
下さい。

関連文書 (日本語)

Mozilla
Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/

関連文書 (英語)

mozilla
Mozilla Foundation Security Advisory 2013-21
http://www.mozilla.org/security/announce/2013/mfsa2013-21.html

【4】Symantec PGP Desktop にバッファオーバーフローの脆弱性

情報源

JC3 Bulletin
V-093: Symantec PGP Desktop Buffer Overflows Let Local Users Gain Elevated Privileges
http://energy.gov/cio/articles/v-093-symantec-pgp-desktop-buffer-overflows-let-local-users-gain-elevated-privileges

概要

Symantec PGP Desktop には、バッファオーバーフローの脆弱性があります。結
果として、ユーザが権限を昇格したり、任意のコードを実行したりする可能性
があります。

対象となるバージョンは以下の通りです。

- Symantec PGP Desktop 10.2.x、10.1.x および 10.0.x
- Symantec Encryption Desktop 10.3.0

この問題は、Symantec が提供する更新プログラムを該当する製品に適用するこ
とで解決します。詳細については、Symantec が提供する情報を参照して下さい。

関連文書 (英語)

Symantec
Security Advisories Relating to Symantec Products - Symantec Encryption Desktop Local Access Elevation of Privilege
http://www.symantec.com/security_response/securityupdates/detail.jsp?fid=security_advisory&pvid=security_advisory&year=&suid=20130213_00

【5】NEC Universal RAID Utility にアクセス制限不備の脆弱性

情報源

Japan Vulnerability Notes JVN#75585394
NEC Universal RAID Utility におけるアクセス制限不備の脆弱性
https://jvn.jp/jp/JVN75585394/index.html

概要

NEC が提供する Universal RAID Utility には、アクセス制限不備の脆弱性が
あります。結果として、遠隔の第三者が、当該製品で管理しているハードディ
スクに対して、任意の操作を実行する可能性があります。

対象となるバージョンは以下の通りです。

- Universal RAID Utility Ver1.40 (Windows版) Rev 680 およびそれ以前
- Universal RAID Utility Ver2.31 (Windows/Linux/VMware ESX版) Rev 1492 およびそれ以前
- Universal RAID Utility Ver2.5 (Windows/Linux/VMware ESX版) Rev 2244 およびそれ以前

この問題は、NEC が提供する修正済みのバージョンに Universal RAID
Utility を更新することで解決します。詳細については、NEC が提供する情報
を参照して下さい。

関連文書 (日本語)

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
NEC Universal RAID Utility におけるアクセス制限不備の脆弱性
http://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2013/JVNDB-2013-000012.html

日本電気株式会社
Universal RAID Utilityにおけるアクセス制限不備の脆弱性
http://jpn.nec.com/security-info/secinfo/nv13-004.html

■今週のひとくちメモ

○Java 6 のサポート終了

Java 6 は 2013年 2月にリリースされた Update をもってサポートを終了する
予定です。

Java の環境を利用している方は、速やかに Java 7 の最新版にアップデートを
行いましょう。また、必要に応じて Web ブラウザからの利用を無効にする設定
を行うことをおすすめします。

参考文献 (日本語)

JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2013-01-17
【今週のひとくちメモ】Java 7 のコントロールパネル
https://www.jpcert.or.jp/wr/2013/wr130201.html#Memo

Oracle Technology Network
Oracle Java SEサポートロードマップ
http://www.oracle.com/technetwork/java/eol-135779-ja.html#Interfaces

■JPCERT/CC からのお願い

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