<<< JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2024-09-11 >>>
■09/01(日)〜09/07(土) のセキュリティ関連情報
目 次
【1】複数のキングソフト製品にパストラバーサルの脆弱性
【2】PRIMERGYにSecure Bootを回避される脆弱性
【3】OpenSSLにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
【4】WordPress用プラグインAdvanced Custom Fieldsにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
【5】複数のVeeam製品に脆弱性
【6】複数のCisco製品に脆弱性
【7】複数のMozilla製品に脆弱性
【8】VMware Fusionに安全でない環境変数の使用によるコード実行の脆弱性
【9】Google Chromeに複数の脆弱性
※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/
【1】複数のキングソフト製品にパストラバーサルの脆弱性
情報源
概要
Kingsoft Office Softwareが提供するWPS Office、キングソフト株式会社が日本国内向けにローカライズしたWPS Officeおよびその関連製品には、パストラバーサルの脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
【2】PRIMERGYにSecure Bootを回避される脆弱性
情報源
概要
エフサステクノロジーズ株式会社が提供するPRIMERGYには、Secure Bootを回避される脆弱性があります。この問題は、Platform Keyを変更する、または当該製品のBIOSを更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://www.fujitsu.com/jp/group/fsas/about/resources/security/2024/0826.html
【3】OpenSSLにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
情報源
概要
OpenSSLには、OpenSSLを用いるアプリケーションにおいてX.509サーバー証明書の検証を行う際、Subject Alternative Nameフィールド内のotherNameの検証時に誤ったメモリアドレスを参照してアクセスエラーが生じる問題があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
【4】WordPress用プラグインAdvanced Custom Fieldsにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
情報源
概要
WP Engineが提供するWordPress用プラグインAdvanced Custom Fieldsには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
【5】複数のVeeam製品に脆弱性
情報源
概要
複数のVeeam製品には、脆弱性があります。Veeam Backup & Replication、Veeam ONE、Veeam Service Provider Console、Veeam Agent for Linux、Veeam Backup for Nutanix AHV、Veeam Backup for Oracle Linux Virtualization Manager and Red Hat Virtualizationが影響を受けます。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
【6】複数のCisco製品に脆弱性
情報源
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-cslu-7gHMzWmw
概要
Ciscoは同社製品における脆弱性に関するアドバイザリを計5件(Critical 1件、High 1件、Medium 3件)公開しました。対象は多岐にわたります。影響を受ける製品、バージョンなどの詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/publicationListing.x
【7】複数のMozilla製品に脆弱性
情報源
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2024-39/
概要
複数のMozilla製品には、脆弱性があります。Firefox、Firefox ESR、Focus for iOS、Thunderbirdが影響を受けます。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参考にしてください。
関連文書
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2024-40/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2024-41/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2024-42/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2024-43/
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2024-44/
【8】VMware Fusionに安全でない環境変数の使用によるコード実行の脆弱性
情報源
概要
VMware Fusionには、安全でない環境変数の使用によるコード実行の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
【9】Google Chromeに複数の脆弱性
情報源
https://chromereleases.googleblog.com/2024/09/stable-channel-update-for-desktop.html
概要
Google Chromeには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
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