JPCERT-WR-2024-0509
JPCERT/CC
2024-05-09
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■04/21(日)〜05/04(土) のセキュリティ関連情報
目 次
【1】Rプログラミング言語の実装における安全でないデータのデシリアライゼーションが発生する問題
【2】Google Chromeに複数の脆弱性
【3】複数のCisco製品に脆弱性
【4】GitLabに複数の脆弱性
【5】NETGEAR製ルーターにバッファオーバーフローの脆弱性
【6】RoamWiFi R10に複数の脆弱性
【7】 WindowsカーネルドライバーのIOCTL処理にアクセス制御不備の脆弱性
【8】オムロン製Sysmac Studio/CX-OneおよびCX-Programmerに複数の脆弱性
【9】総務省が「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を公開
【10】JPCERT/CCが「インターネット定点観測レポート(2024年 1-3月)」を公開
※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/
【1】Rプログラミング言語の実装における安全でないデータのデシリアライゼーションが発生する問題
情報源
概要
Rプログラミング言語の実装には、システム上で任意のコードが実行される問題があります。この問題は、修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
【2】Google Chromeに複数の脆弱性
情報源
https://chromereleases.googleblog.com/2024/04/stable-channel-update-for-desktop_30.html
概要
Google Chromeには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://chromereleases.googleblog.com/2024/04/stable-channel-update-for-desktop_24.html
【3】複数のCisco製品に脆弱性
情報源
概要
Ciscoが提供するCisco Adaptive Security Appliances、Cisco Firepower Threat DefenseおよびCisco IP Phoneには、複数の脆弱性(一部悪用あり)があります。当該製品の修正済みのバージョン、またはHotfixの提供状況など詳細について、開発者が提供する情報を参照して対処をご検討ください。
関連文書
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/resources/asa_ftd_attacks_event_response
【4】GitLabに複数の脆弱性
情報源
https://about.gitlab.com/releases/2024/04/24/patch-release-gitlab-16-11-1-released/
概要
GitLabには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
【5】NETGEAR製ルーターにバッファオーバーフローの脆弱性
情報源
概要
NETGEARが提供する複数のルーター製品には、バッファオーバーフローの脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのファームウェアにアップデートすることで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
【6】RoamWiFi R10に複数の脆弱性
情報源
概要
RoamWiFi Technology Co., Ltd.が提供するRoamWiFi R10には、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品の電源を入れると、自動アップデートされて解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
【7】 WindowsカーネルドライバーのIOCTL処理にアクセス制御不備の脆弱性
情報源
概要
第三者が提供するWindowsカーネルドライバーに、IOCTL処理におけるアクセス制御不備の脆弱性が報告されています。カーネルドライバーが、IOCTLリクエストの処理に関してアクセス権限の設定や入力データの検証を適切に行っていない場合、予期せぬユーザに操作されたり、想定外の動作をさせられたりする可能性があります。ドライバーベンダが実施できる対策およびユーザが実施できる対策について、情報源を確認のうえ対処を検討してください。
【8】オムロン製Sysmac Studio/CX-OneおよびCX-Programmerに複数の脆弱性
情報源
概要
オムロン株式会社が提供するSysmac Studio/CX-OneおよびCX-Programmerには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書
https://www.fa.omron.co.jp/product/security/assets/pdf/ja/OMSR-2024-003_ja.pdf
https://www.fa.omron.co.jp/product/security/assets/pdf/ja/OMSR-2024-002_ja.pdf
【9】総務省が「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を公開
情報源
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01cyber01_02000001_00209.html
概要
総務省は、2023年10月に公開した「クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドライン」の活用促進を図るため、その内容をわかりやすく解説した「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を2024年4月26日に公開しました。
【10】JPCERT/CCが「インターネット定点観測レポート(2024年 1-3月)」を公開
情報源
https://www.jpcert.or.jp/tsubame/report/report202401-03.html
概要
2024年5月2日、JPCERT/CCは「インターネット定点観測レポート(2024年 1-3月)」を公開しました。2024年1月から3月の間に、インターネット定点観測システム「TSUBAME」で観測した結果とその分析の概要について紹介しています。
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