JPCERT コーディネーションセンター

Microsoft EMET

Microsoft は、Windows 上で動作するアプリケーションの脆弱性の影響を緩和するためのツール (Enhanced Mitigation Evaluation Toolkit: 以下 EMET) を公開しています。EMET の最新版は 2.0.0.3 で、GUI から設定が行えるようになっています。

これまでに見つかった脆弱性のなかで、EMET を利用することで実際にマルウエア等の影響を回避できるケースがあることを、JPCERT/CC では確認しています。

EMET には脆弱性の影響を緩和するための複数の機能が実装されていますが、使用しているハードウエアや OS のバージョンによって、利用できる機能が異なります。新しいハードウエアや OS のバージョンでは、よりセキュアな設定にすることが可能です。なお、アプリケーションによっては、EMET を動作させることで副作用が発生する場合があります。業務環境で使用する場合には、事前にテストすることをおすすめします。
参考文書(日本語)

Weekly Report 2010-12-01号 に掲載

Topへ

Topへ
最新情報(RSSメーリングリストTwitter