マイクロソフトセキュリティインテリジェンスレポート第7版 (2009年1 月〜6月) によると、検出したスパムメールの 87.1% が教育機関の所有する IP アドレスから送信されていると報告されています。レポートではこの背景として、マルウエア対策の不十分なクライアント PC が多いためではないかと考察されています。 JPCERT/CC の定点観測システムでも、様々な教育機関のホストから不正なパケットが継続的に送信されていることを観測しています。 新年度を迎えるにあたり、自組織がインシデントの発生源とならないよう、ネットワーク利用者への啓発を行い、マルウエア対策などを準備しましょう。
参考文書(日本語)
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マイクロソフト セキュリティ ホーム
マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート
http://www.microsoft.com/japan/security/contents/sir.mspx
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JPCERT/CC
新入社員等研修向け情報セキュリティマニュアル
https://www.jpcert.or.jp/magazine/security/newcomer_20090424.pdf
Weekly Report 2010-01-27号 に掲載