JPCERT コーディネーションセンター

インターネットセキュリティの歴史 第22回「Sasser ワーム」

2004年4月末、Microsoft Windows の既知の脆弱性 (同年 4月公開) を
使って感染を広めるワーム Sasser が発生しました。このワームに感染
すると、管理者権限が奪われるだけでなく、次の感染先を選ぶ処理によっ
てコンピュータの処理速度が極端に遅くなることがあります。また、感
染に使った脆弱性に関わる副作用で Windows 自体が不安定になり、再
起動することがあります。

このワームは 2003年8月に広まった Blaster 同様、Windows OS 自身の
脆弱性を悪用し、ユーザのアクションを必要とせずに感染することから
被害が拡大しました。
参考文書(日本語)

Weekly Report 2008-11-06号 に掲載

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