JPCERT コーディネーションセンター

生体認証 (バイオメトリクス認証) その3

生体認証の技術は他の認証方式と比較して歴史が浅く、現在も評価と改良が続けられています。

生体認証では本人の身体的特徴や行動的特徴を利用するため、基本的に認証情報の変更は困難です。このため、一度認証情報が漏えいすると、その人は生涯リスクを負うことになります。他のシステムで同じ生体情報を使用している場合、それらのシステムに影響が波及する可能性があります。

生体認証システムを構築運用する場合には、生体認証だけでなく、パスワードやスマートカードなど他の認証方式と併用し(多要素認証)、認証に利用する生体情報を適切に管理して、その管理方法をユーザに説明することを推奨します。
参考文書(日本語)

Weekly Report 2007-06-06号 に掲載

Topへ

Topへ
最新情報(RSSメーリングリストTwitter