-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- JPCERT/CC インシデント情報交換システムの稼動を開始 2004年3月17日 有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター http://www.jpcert.or.jp/ 有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター (東京都千代田区、代 表・山口英、以下 JPCERT/CC) は、海外のインシデント対応チーム (以下 CSIRT) とのインシデント情報交換システムの稼動を開始しました。 このインシデント情報交換システムは、JPCERT/CC が運営しているインターネッ ト定点観測システム (ISDAS) のスキャン情報データを国別に解析し、海外 CSIRT に報告するシステムであり、海外 CSIRT との「国際連携」と「迅速な 状況把握」に重点を置いて運用されます。 今日、大規模なインターネットワーム等の被害は国境を越えて発生する為、各 国における迅速な状況把握が必須になってきています。インシデント情報交換 システムではこれらのインシデント情報を IODEF(インシデント情報交換 XML) を用いて伝達し、効率化を図ります。 現時点での報告先は、韓国の CSIRT である KrCERT (旧名称 CERTCC-KR) と中 国の CNCERT/CC ですが、オーストラリアの AusCERT への報告も準備を進めて おり、順次拡大して行く予定です。 JPCERT/CC は、今後もこれら海外 CSIRT との国際連携ネットワークの枠組み をより強化し、情報連携を行なっていきます。 以上 [参考資料] JPCERT/CC インターネット定点観測システム (ISDAS) http://www.jpcert.or.jp/isdas/ IETF INCH WG (英語) http://www.ietf.org/html.charters/inch-charter.html KrCERT (韓国語、日本語ページあり) http://www.krcert.or.kr/ CNCERT/CC (中国語、英語ページあり) http://www.cert.org.cn/ AusCERT (英語) http://www.auscert.org.au/ 本件に関する問い合わせ先: 有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター 広報担当: 山賀 (office@jpcert.or.jp) 電話番号: 03-3518-4600 ※Incident Object Description and Exchange Format (IODEF) CSIRT 間でインシデント情報の効率的な交換を促進する目的で 現在 IETF で提案、議論されている XML データフォーマット。すべての CSIRT が共通 のフォーマットをもつことでインシデント情報の自動化処理が期待されてい ます。また、JPCERT/CC が IETF での標準化活動に関わっています。 -----BEGIN PGP SIGNATURE----- Version: 2.6.3ia Charset: noconv iQCVAwUBQFewzYx1ay4slNTtAQGyMQP/bLAOjCG7oztRCJPKjnxOpnPBwqC0dIBx 98wXO78X42UayN2PfSBIkzmPquklgJQruzWUMMXZGm9FONgIgZGlsRQtnmmhBcYb OeSHlATMEpxXpoEiWPww7mgebAXIoJzE10SD7l368w8avyVhCq1npUP6iaTxIiiI AiHtJMJcCVc= =hdM0 -----END PGP SIGNATURE-----