-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- ====================================================================== JPCERT-PR-2004-0005 JPCERT/CC JPCERT/CC 活動概要 [ 2004年7月1日 〜 2004年9月30日 ] 発行日: 2004-10-18 ====================================================================== §1. インシデント報告 2004年7月1日から2004年9月30日までの間に JPCERT/CC が受領したコンピュー タセキュリティインシデントに関する報告の件数は 1749件でした。 注: ここにあげた数字は、JPCERT/CC が受け付けた報告の件数です。従って、 実際のアタックの発生件数や、被害件数を類推できるような数値ではあ りません。また類型ごとの実際の発生比率を示すものでもありません。 一定以上の期間に渡るアクセスの要約レポートも含まれるため、アクセ スの回数と報告件数も一般に対応しません。また、報告元には、国内外 のサイトが含まれます。 I. インシデント報告の送信元による分類 JPCERT/CC が受領したインシデント報告の送信元をトップレベルドメイン で分類したもののうち、件数の多いものは以下の通りです。 .au 1192 件 .net 264 件 .jp 225 件 .fr 43 件 .edu 20 件 II. インシデント報告より派生した通知連絡 JPCERT/CC から国内外の関連するサイトに通知連絡した件数は 85件です。 この通知連絡数は、アクセス元などへの連絡仲介依頼を含むインシデント報告 に基づいて行われたものです。 III. インシデント報告のタイプ別分類 (1) プローブ、スキャン、その他不審なアクセス (scan) JPCERT/CC では、防御に成功したアタックや、コンピュータ/サービス/弱点 の探査を意図したアクセス、その他の不審なアクセス等、システムのアクセス 権において影響が生じない、または、無視できるアクセスについて 1658件の 報告を受領しています。 7月 532件 8月 486件 9月 640件 このような探査は、自動化ツールを用いて広範囲に渡る任意のホストに対し て行なわれています。セキュリティ上の弱点を放置していると、弱点の存在を 検出され、ホストへの侵入等さまざまなアタックを受ける可能性があります。 参考文献 [1] [2] [3] [4] [5] [6] をご参照ください。 445 (microsoft-ds) 586件 (*1) 135 (epmap) 565件 (*1) 1023 162件 (*1) 6129 151件 (*2) 1433 (ms-sql-s) 136件 (*1) 2745 (urbisnet) 131件 (*1) 139 (netbios-ssn) 124件 (*1) 1025 (blackjack) 115件 5554 (sgi-esphttp) 96件 (*1) 9898 (monkeycom) 93件 80 (http) 62件 (*1) 総合的なプローブ、スキャン 211件 (*3) (*1) ワームによる感染の試みやワームなどによって設置されたバックドア からの侵入の試みと思われるアクセスが報告されています。参考文献 [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] をご参照ください。また 以下の URL もご参照ください。 Windows LSASS の脆弱性を使って伝播するワーム W32/Sasser http://www.jpcert.or.jp/at/2004/at040006.txt Status Tracking Note TRJVN-2004-02 W32/Sasser ワーム http://jvn.jp/tr/TRJVN-2004-02.html JP Vendor Status Note JVNCA-2004-02 大量に電子メールを配信するワーム http://jvn.jp/cert/JVNCA-2004-02.html Netsky.Q のサービス運用妨害攻撃に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2004/at040002.txt Microsoft ASN.1 Library の脆弱性に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2004/at040001.txt TCP 139番ポートへのスキャンの増加に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2003/at030007.txt Microsoft IIS 5.0 の脆弱性に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2003/at030003.txt TCP 135番ポートへのスキャンの増加に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2003/at030005.txt Windows RPC の脆弱性を使用するワームに関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2003/at030006.txt OpenSSL の脆弱性を使って伝播する Apache/mod_ssl ワーム http://www.jpcert.or.jp/at/2002/at020006.txt TCP 1433番ポートへのスキャンの増加に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2002/at020002.txt Microsoft IIS の脆弱性を使って伝播するワーム http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010018.txt Microsoft IIS の脆弱性を使って伝播するワーム "Code Red II" http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010020.txt 80番ポート (HTTP) へのスキャンの増加に関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010023.txt (*2) リモートコントロールソフトへの接続を試みたと思われるアクセスの 可能性があります。参考文献 [26] をご参照ください。 (*3) 総合的なプローブスキャンとは、同一発信元からの複数ポートに対す るスキャンなど、いくつかのプローブスキャン情報をまとめてご報告 いただいたものです。 (2) 送信ヘッダを詐称した電子メールの配送 (forged) JPCERT/CC では、差出人アドレスなどの送信ヘッダを詐称した電子メールの 配送について 5件の報告を受領しています。 電子メールの送信ヘッダを詐称して、メールの中継には関与していない第三 のサイトへのメール配送が行なわれています。この結果、多量のエラーメール が作成され、計算機資源やネットワーク領域が消費される可能性があります。 また、差出人アドレスを詐称された場合、これらのメールの発信元であると いう疑いをもたれる可能性があります。送信ヘッダを詐称した電子メールの配 送については参考文献 [20] [22] [27] をご参照ください。 (3) システムへの侵入 (intrusion) JPCERT/CC では、管理者権限の盗用が認められる場合を含むシステムへの侵 入について 2件の報告を受領しています。 侵入を受けた場合の対応については、以下の URL で公開している文書「コ ンピュータセキュリティインシデントへの対応」の V. および VI. を参照し てください。 コンピュータセキュリティインシデントへの対応 http://www.jpcert.or.jp/ed/2002/ed020002.txt 今回受領した報告において、侵入後に行なわれた操作として指摘されている 行為のうち、主なものを以下に紹介します。 - システムの改ざん (ファイルの置き換え、ログの消去、Webページの改 ざんなど) - サーバプログラムのインストール (バックドアの設置など) - 盗聴プログラムのインストール (キーロガーの設置など) (*4) (*4) 以下の URL をご参照ください。 キーボード入力などを記録し外部に送信するプログラムに関する注意喚起 http://www.jpcert.or.jp/at/2004/at040008.txt (4) その他 (other) JPCERT/CC では、上記 (1) から (3) に含まれないインシデント (コンピュー タウィルスや SPAM メールの受信、架空請求、その他に関する問い合わせなど) について 19件の報告を受領しています。 以上 (1) から (4) をまとめたものが、以下の表です。 scan forged intrusion other Total -------------------------------------------------------- 7月 532 1 0 9 542 8月 486 2 1 8 497 9月 640 3 1 2 710 -------------------------------------------------------- 1658 6 2 19 1749 scan : プローブ、スキャン、その他不審なアクセス forged : 送信ヘッダを詐称した電子メールの配送 intrusion : システムへの侵入 other : その他 §2. インターネット定点観測システム (ISDAS) 運用 http://www.jpcert.or.jp/isdas/ インターネット上に設置した複数のセンサーから得られる情報を解析すると ともに、世の中に流布するセキュリティ脆弱性情報などをあわせて総合的に評 価した上で、セキュリティ予防観測に関する情報を提供するサービスを行なっ ています。 I. ポートスキャン概況 インターネット定点観測システムの観測結果はスキャン推移を表すグラフと して JPCERT/CC の Web ページを通じて公開しています。このグラフでは、宛 先ポート別に集計したスキャンログの総計をセンサーの台数で割った値、すな わちセンサー 1台あたりの平均値を用いています。これはセンサーの台数が変 化することによるスキャン数への影響を小さくするための工夫です。グラフの 読み方については以下の URL もご参照ください。 JPCERT/CCインターネット定点観測システムの説明 http://www.jpcert.or.jp/isdas/readme.html 2004年7月1日から2004年9月30日までの間に ISDAS で観測されたスキャンロ グについて、上位1位から5位までおよび6位から10位までの宛先ポートに関す るセンサー 1台あたりの平均値の推移を以下のグラフに示します。 - ポートスキャン top1-5 グラフ http://www.jpcert.or.jp/isdas/2004/2004q3top1-5.png - ポートスキャン top6-10 グラフ http://www.jpcert.or.jp/isdas/2004/2004q3top6-10.png また、より長期間のスキャン推移を表すグラフとして、2004年1月1日から 2004年6月30日までの期間における、上位1位から5位までおよび6位から10位ま での宛先ポートに関するセンサー一台あたりの平均値の推移を以下のグラフに 示します。 - ポートスキャン top1-5 グラフ http://www.jpcert.or.jp/isdas/2004/2004q1q2top1-5.png - ポートスキャン top6-10 グラフ http://www.jpcert.or.jp/isdas/2004/2004q1q2top6-10.png II. 主なインシデントにおける観測状況 2004年7月1日から2004年9月30日までの期間において、広範囲に影響する顕 著なインシデントはありませんでした。ISDAS システムにおいても、特に不審 な動きは観測されませんでした。 III. その他 (1) 公開グラフの更新間隔変更 2003年6月9日より毎朝一回更新としていた ISDAS 観測結果のグラフを、 2004年8月18日からは毎時一回更新としました。 (プレス発表資料) JPCERT/CC インターネット定点観測システム公開データの更新頻度を1時間1回に http://www.jpcert.or.jp/press/2004/0818.txt (2) インターネット定点観測システムの説明ページの追加 2004年9月7日よりインターネット定点観測及びセンサーについての説明ペー ジを追加致しました。グラフの読み方と併せてご参照ください。 JPCERT/CCインターネット定点観測システムの説明 http://www.jpcert.or.jp/isdas/readme.html (3) eCSIRT.net IDS ネットワークへの協力 JPCERT/CC では、ヨーロッパの CSIRT コミュニティ TF-CSIRT で行なわれ ている IDS ネットワークへの技術協力をしています。詳細については参考文 献 [28] [29] をご参照ください。 §3. 脆弱性情報流通 http://www.jpcert.or.jp/vh/ I. コーディネーションおよび公開した脆弱性情報 2004年7月1日から2004年9月30日までの間に、JPCERT/CC が日本国内の製品 開発者 (ベンダ) などの関連組織とのコーディネーションを行ない、公開した 脆弱性情報は 7件です。 このうち、経済産業省告示「ソフトウェア等脆弱性関連情報取扱基準」に従っ て、独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) に報告され、公開された脆弱性情 報は 3件です。また、他の 4件は海外 CSIRT とのパートナーシップに基づき、 JPCERT/CC が日本国内のベンダとのコーディネーションを行いました。 (1) SSL-VPN 製品における Cookie の脆弱性 SSL-VPN 製品について、SSL のクライアント認証を使用せずに、ユーザ名と パスワードでログインするモードを使用している場合にセッションハイジャッ クされる可能性がある脆弱性が発見されました。 この脆弱性情報は、IPA に報告され、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディ ネーションを行ったものです。詳細については以下の URL をご覧ください。 SSL-VPN製品におけるCookieの脆弱性 http://jvn.jp/jp/JVN%2367B82FA3.html (2) desknet's に脆弱性 株式会社ネオジャパンの Web グループウェアである desknet's に関して、 ウェブメールにて、悪意のあるスクリプトを含んだ HTML メールを参照した場 合や、インフォメーションにて、悪意のあるスクリプトを含んだインフォメー ションを参照した場合に、個人情報が漏洩する可能性があるという問題が確認 されています。 この脆弱性情報は、IPA に報告され、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディ ネーションを行ったものです。詳細については以下の URL をご覧ください。 desknet's に脆弱性 http://jvn.jp/jp/JVN%23F88C2C13.html (3) ウィルスバスターコーポレートエディション トレンドマイクロ株式会社の企業向け総合セキュリティ対策ソフトウェアで あるウィルスバスターコーポレートエディションに関して、管理コンソールか ら特定の URL を指定すると OPP.ini ファイル (Outbreak Prevent Policy の 設定ファイル)を閲覧できることが確認されています。 この脆弱性情報は、IPA に報告され、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディ ネーションを行ったものです。詳細については以下の URL をご覧ください。 ウィルスバスターコーポレートエディション http://jvn.jp/jp/JVN%23FF73142E.html (4) Microsoft Windows JPEG コンポーネントにバッファオーバーフロー マイクロソフトの Graphic Device Interface Plus (GDI+) に脆弱性が確認 されました。 この脆弱性情報は、米国 CERT/CC とのパートナーシップのもと、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディネーションを行ったものです。詳細については以下 の URL をご覧ください。 Microsoft Windows JPEG コンポーネントにバッファオーバーフロー http://jvn.jp/cert/JVNTA04-260A.html (5) MIT Kerberos 5 に複数の脆弱性 MIT Kerberos krb5 ライブラリおよび Key Distribution Center (KDC) プ ログラムに、メモリを二重に解放してしまったり、ASN.1 のデコード処理に無 限ループを発生させてしまったりする脆弱性が確認されています。 この脆弱性情報は、米国 CERT/CC とのパートナーシップのもと、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディネーションを行ったものです。詳細については以下 の URL をご覧ください。 MIT Kerberos 5 に複数の脆弱性 http://jvn.jp/cert/JVNTA04-247A.html (6) Apache に関する複数の脆弱性 Apache 2.0.x に関する複数の脆弱性が確認されています。この脆弱性は、 apr-util ライブラリに関するものと、.htaccess、httpd.conf などの設定ファ イル内の環境変数を扱う際にバッファオーバーフローする問題です。 この脆弱性情報は、英国 NISCC とのパートナーシップのもと、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディネーションを行ったものです。詳細については以下 の URL をご覧ください。 Apache に関する複数の脆弱性 http://jvn.jp/niscc/NISCC-403518.html (7) MIME に関する複数の脆弱性 MIME フォーマットの解析部分について、複数の実装上の脆弱性が確認され ています。この問題は、MIME を解釈するソフトウェアが対象になります。 この脆弱性情報は、英国 NISCC とのパートナーシップのもと、JPCERT/CC が国内ベンダとのコーディネーションを行ったものです。詳細については以下 の URL をご覧ください。 MIME に関する複数の脆弱性 http://jvn.jp/niscc/NISCC-380375.html II. 海外 CSIRT との脆弱性情報流通協力体制の構築、国際的な活動 JPCERT/CC では、国際的な枠組みにおける脆弱性情報の円滑な流通のため、 海外の CSIRT の協力関係を構築、強化しています。具体的には、報告された 脆弱性情報の共有、ベンダへの通知の共同オペレーション、公開日の調整、各 国ベンダ情報等公開情報の共有を行っています。また、情報流通を効率化する ための共通ガイドラインやシステム構築、データ交換フォーマット、アドバイ ザリの標準フォーマットの策定等を共同で進めています。 主な関係機関は米国 CERT/CC、英国 NISCC (UNIRAS) です。各機関の詳細に ついては参考文献 [30] [31] をご参照ください。また以下の URL もご参照く ださい。 脆弱性情報コーディネーション概要 http://www.jpcert.or.jp/vh/ III. 日本国内の脆弱性情報流通体制の整備 JPCERT/CC では、経済産業省告示「ソフトウェア等脆弱性関連情報取扱基準」 (以下、本基準) に従って、日本国内の脆弱性情報流通体制を整備しています。 本基準については参考文献 [32] をご参照ください。また以下の URL もご参 照ください。 脆弱性情報コーディネーション概要 http://www.jpcert.or.jp/vh/ 「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」の運用を開始 http://www.jpcert.or.jp/press/2004/0708.txt 情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン http://www.jpcert.or.jp/vh/partnership_guide.pdf JPCERT/CC 脆弱性関連情報取り扱いガイドライン http://www.jpcert.or.jp/vh/guideline.pdf 主な活動は以下の通りです。 (1) 受付機関である独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) との連携 本基準では、受付機関に IPA、調整機関に JPCERT/CC が指定されています。 このことから、JPCERT/CC は IPA と緊密に情報交換を行っています。また、 脆弱性検証ツールに関しても IPA との連携のもと分析を行っています。IPA の詳細については参考文献 [33] [34] をご参照ください。 (2) 日本国内ベンダとの連携 本基準では、JPCERT/CC が脆弱性情報を提供する先として日本国内のベンダ リスト(製品開発者リスト)として各ベンダの連絡先情報を整備しています。以 下の URL をご参照ください。 JPCERT コーディネーションセンター製品開発者リスト登録規約 http://www.jpcert.or.jp/vh/agreement.pdf (3) JP Vendor Status Notes (JVN) の運用 JPCERT/CC は IPA と共同で、JVN を運用しています。JVN は、JPCERT/CC が取り扱った脆弱性情報に関して日本国内の製品開発者の脆弱性への対応状況 を公開するサイトです。これらの脆弱性情報には、本枠組みに参加している日 本国内の製品開発者の対応状況も含まれております。JVN については以下の URL をご参照ください。 JP Vendor Status Notes (JVN) http://jvn.jp/ (4) 脆弱性関連情報取扱説明会の開催 IPA と JPCERT/CC は、東京、福岡、大阪、名古屋の 4都市にて、本基準の 中心的な存在でもある、製品開発者の皆様に参加して頂く説明会を開催しまし た。参考文献 [35] をご参照ください。また以下の URL もご参照ください。 脆弱性関連情報取り扱い説明会 http://www.jpcert.or.jp/workshop0407.txt §4. 公開文書 2004年7月1日から2004年9月30日までの間に JPCERT/CC が公開した文書は、 注意喚起 1件、JPCERT/CC レポート 13件、及び第2四半期の活動概要です。詳 細は以下の通りです。 I. 注意喚起 1件 http://www.jpcert.or.jp/at/ 2004-08-05 libpng に複数の脆弱性 II. JPCERT/CC レポート 13件 http://www.jpcert.or.jp/wr/ JPCERT/CC レポート内で扱ったセキュリティ関連情報の項目数は、合計して 63件です。そのうち 13件は、2004-04-07号より掲載している「今週の一口メ モ」のコーナーで情報した情報です。 III. 活動概要 1件 http://www.jpcert.or.jp/pr/ 2004-07-16 JPCERT/CC 活動概要 [ 2004年4月1日 〜 2004年6月30日 ] §5. その他の活動 2004年7月1日から2004年9月30日までの間に JPCERT/CC が実施した、上記 §1.〜4. 以外の活動は以下の通りです。 I. JPNIC・JPCERT/CC セキュリティセミナー 2004 http://www.jpcert.or.jp/press/2004/0721.txt 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター (JPNIC) との共催 で、セミナー「知っておくべきインシデントハンドリングとは」を 2004年9月 3日(金) に大手町サンケイプラザにおいて開催しました。詳細は参考文献 [36] [37] をご参照ください。 II. APCERT 事務局運営 http://www.jpcert.or.jp/english/secretariat.html アジア太平洋地域の CSIRT の集まりである、APCERT (Asia Pacific Computer Emergency Response Team) の事務局を担当しています。詳細は参考 文献 [38] をご参照ください。 III. FIRST レプリカサーバの運用 FIRST (Forum of Incident Response and Security Teams) の Web サーバ www.first.org のレプリカサーバ (ミラーサーバ) を運用し、FIRST の活動に 貢献しています。FIRST の詳細については参考文献 [39] をご参照ください。 IV. PGP 鍵に UserID 追加 http://www.jpcert.or.jp/jpcert.asc JPCERT/CC の PGP 鍵の UserID として、これまでの info@jpcert.or.jp に加 えて office@jpcert.or.jp を追加しました。 __________ Appendix. 参考文献 [1] IN-98.02: New Tools Used For Widespread Scans http://www.cert.org/incident_notes/IN-98.02.html [2] IN-98.04: Advanced Scanning http://www.cert.org/incident_notes/IN-98.04.html [3] IN-98.05: Probes with Spoofed IP Addresses http://www.cert.org/incident_notes/IN-98-05.html [4] IN-98.06: Automated Scanning and Exploitation http://www.cert.org/incident_notes/IN-98-06.html [5] IN-99-01: "sscan" Scanning Tool http://www.cert.org/incident_notes/IN-99-01.html [6] Packet Filtering for Firewall Systems http://www.cert.org/tech_tips/packet_filtering.html [7] CA-2001-19 "Code Red" Worm Exploiting Buffer Overflow in IIS Indexing Service DLL http://www.cert.org/advisories/CA-2001-19.html [8] CA-2001-26 Nimda Worm http://www.cert.org/advisories/CA-2001-26.html [9] IN-2002-04: Exploitation of Vulnerabilities in Microsoft SQL Server http://www.cert.org/incident_notes/IN-2002-04.html [10] CA-2002-27 Apache/mod_ssl Worm http://www.cert.org/advisories/CA-2002-27.html [11] AL-2002.12 W32/BUGBEAR@MM Virus http://www.auscert.org.au/render.html?it=2447 [12] AU-2002.008 Updated Information Regarding BugBear Virus http://www.auscert.org.au/render.html?it=2452 [13] IN-2002-06: W32/Lioten Malicious Code http://www.cert.org/incident_notes/IN-2002-06.html [14] IN-2003-01: Malicious Code Propagation and Antivirus Software Updates http://www.cert.org/incident_notes/IN-2003-01.html [15] CA-2003-04 MS-SQL Server Worm http://www.cert.org/advisories/CA-2003-04.html [16] CA-2003-08 Increased Activity Targeting Windows Shares http://www.cert.org/advisories/CA-2003-08.html [17] CA-2003-09 Buffer Overflow in Core Microsoft Windows DLL http://www.cert.org/advisories/CA-2003-09.html [18] CA-2003-28 Buffer Overflow in Windows Workstation Service http://www.cert.org/advisories/CA-2003-28.html [19] CERT/CC Current Activity W32/Welchia Worm http://www.cert.org/current/archive/2003/08/18/archive.html#welchia [20] IN-2004-01: W32/Novarg.A Virus http://www.cert.org/incident_notes/IN-2004-01.html [21] TA04-041A: Multiple Vulnerabilities in Microsoft ASN.1 Library http://www.us-cert.gov/cas/techalerts/TA04-041A.html [22] Technical Cyber Security Alert TA04-028A http://www.us-cert.gov/cas/techalerts/TA04-028A.html [23] Sasser ワームについてのお知らせ http://www.microsoft.com/japan/security/incident/sasser.mspx [24] Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム (835732) (MS04-011) http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS04-011.asp [25] US-CERT Current Activity: W32/Sasser http://www.us-cert.gov/current/current_activity.html#sasser [26] Vulnerability Note VU#909678 http://www.kb.cert.org/vuls/id/909678 [27] Email Bombing and Spamming http://www.cert.org/tech_tips/email_bombing_spamming.html [28] TERENA - TF-CSIRT - Collaboration of Security Incident Response Teams http://www.terena.nl/tech/task-forces/tf-csirt/ [29] The European CSIRT Network http://www.ecsirt.net/ [30] CERT Coordination Center (CERT/CC) http://www.cert.org/ [31] National Infrastructure Security Co-ordination Centre (NISCC) http://www.niscc.gov.uk/ [32] 脆弱性関連情報取扱体制について http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/vulhandlingG.html [33] 独立行政法人情報処理推進機構 http://www.ipa.go.jp/ [34] 情報処理推進機構セキュリティセンター 脆弱性関連情報の取扱い http://www.ipa.go.jp/security/vuln/ [35] 脆弱性関連情報取り扱い説明会 http://www.ipa.go.jp/security/vuln/event/20040720.html [36] 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター (JPNIC) http://www.nic.ad.jp/ [37] JPNIC・JPCERT/CC セキュリティセミナー 2004 http://www.nic.ad.jp/security-seminar/ [38] Asia Pacific Computer Emergency Response Team (APCERT) http://www.apcert.org/ [39] Forum of Incident Response and Security Teams (FIRST) http://www.first.org/ __________ <JPCERT/CC からのお知らせとお願い> 本文書で解説したコンピュータセキュリティインシデントも含め、インター ネット上で引き起こされるさまざまなコンピュータセキュリティインシデント に関する情報がありましたら、info@jpcert.or.jp までご提供くださいますよ うお願いします。報告様式に関しては以下の URL をご覧ください http://www.jpcert.or.jp/form/ 報告様式にご記載のうえ、 info@jpcert.or.jp までお送りください。 JPCERT/CC に頂いた報告は、報告者の了解なしに、そのまま他組織等に開示 することはありません。JPCERT/CC の組織概要につきましては、 http://www.jpcert.or.jp/ をご参照ください。 JPCERT/CC では、コンピュータセキュリティインシデントに関する情報を迅 速にご提供するために、メーリングリストを開設しています。登録の方法等、 詳しくは、 http://www.jpcert.or.jp/announce.html をご参照ください。 __________ 注: JPCERT/CC の活動は、特定の個人や組織の利益を保障することを目的とし たものではありません。個別の問題に関するお問い合わせ等に対して必ずお答 えできるとは限らないことをあらかじめご了承ください。また、本件に関する ものも含め、JPCERT/CC へのお問い合わせ等が増加することが予想されるため、 お答えできる場合でもご回答が遅れる可能性があることを何卒ご承知おきくだ さい。 注: この文書は、コンピュータセキュリティインシデントに関する一般的な情 報提供を目的とするものであり、特定の個人や組織に対する、個別のコンサル ティングを目的としたものではありません。また JPCERT/CC は、この文書に 記載された情報の内容が正確であることに努めておりますが、正確性を含め一 切の品質についてこれを保証するものではありません。この文書に記載された 情報に基づいて、貴方あるいは貴組織がとられる行動 / あるいはとられなかっ た行動によって引き起こされる結果に対して、JPCERT/CC は何ら保障を与える ものではありません。 __________ 2004 (C) JPCERT/CC この文書を転載する際には、全文を転載してください。また、最新情報につ いては JPCERT/CC の Web サイト http://www.jpcert.or.jp/ を参照してください。 JPCERT/CC の PGP 公開鍵は以下の URL から入手できます。 http://www.jpcert.or.jp/jpcert.asc __________ 改訂履歴 2004-10-18 初版 (JPCERT-PR-2004-0005) -----BEGIN PGP SIGNATURE----- Version: 2.6.3ia Charset: noconv iQCVAwUBQXMA24x1ay4slNTtAQGkwQQA4YZoJ0pP6zfKPiA5NgKyFwb2I5YqXJ4M t+xM2rpaXTp8DGQk8hxhQ2gIaO5srHzMLDlyb4nXpkDZnNZK0/BpOynrbTslsuCo Koi2VIcRpxf+LxeTj5G64BaWpADLZAM4TKmEqeO8UHrNczA0S6Lc7BjSi4tibuSk Fk8IXllI0hI= =dp0Q -----END PGP SIGNATURE-----