JPCERT コーディネーションセンター

ランサムウェア「WannaCrypt」が世界中で猛威を振るう

2017年5月12日頃から、「WannaCrypt」「WannaCry」などと呼ばれるランサムウェアが世界中で猛威を振るっています。このランサムウェアは、2017年3月に修正された SMBv1 の脆弱性 (CVE-2017-0145) を悪用して感染を広げるもので、感染した端末のファイルを暗号化し、復号の為に金銭を要求することが確認されています。Microsoft は 2017年5月14日「ランサムウェア WannaCrypt攻撃に関するお客様ガイダンス」を公開し、 MS17-010 を適用すること、マルウェア対策製品を最新にすること、SMBv1 を無効化することなどを呼びかけています。2017年5月16日現在、JPCERT/CC では攻撃経路に関する情報を持ち合わせていません。マルウェアの感染や被害の拡大の予防策の実施を推奨します。また、複数の国内組織での感染が確認されています。PC だけでなく、サーバ等への対策も早急に実施することを推奨します。
参考文書(日本語)
参考文書(英語)

Weekly Report 2017-05-17号 に掲載

Topへ

Topへ
最新情報(RSSメーリングリストTwitter