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インターネットセキュリティの歴史 第14回 「DNS ルートサーバへの DDoS 攻撃」

DNS ルートサーバはインターネットを支える重要な役割を果たしていま
す。過去に何度か大量のリクエストを送りつけて処理能力を圧迫させる 
DDoS 攻撃の標的になっています。

2002年10月21日、13 の DNS ルートサーバが一斉に DDoS 攻撃を受ける
事件が発生しました。これにより 13 のうち 7つに影響がありました。
その後も、2007年2月6日、13 の DNS ルートサーバのうちの 3つが 
DDoS 攻撃を受ける事件が発生しました。

どちらの攻撃も一般ユーザのインターネット利用には大きな影響は与え
ませんでしたが、このような攻撃への対策として、いくつかのルートサー
バでは、Anycast の技術を使った複数のサーバによる冗長化運用が行な
われています。
参考文書(日本語)
参考文書(英語)

Weekly Report 2008-03-05号 に掲載

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