JPCERT コーディネーションセンター

2015年2月 Microsoft セキュリティ情報 (緊急 3件含) に関する注意喚起

各位

JPCERT-AT-2015-0006
JPCERT/CC
2015-02-12

JPCERT/CC Alert 2015-02-12


2015年2月 Microsoft セキュリティ情報 (緊急 3件含) に関する注意喚起

https://www.jpcert.or.jp/at/2015/at150006.html


I. 概要

マイクロソフト社から 2015年2月のセキュリティ情報が公開されました。本情報には、深刻度が「緊急」のセキュリティ更新プログラムが3件含まれています。
この脆弱性を使用された場合、結果として遠隔の第三者によって任意のコードを実行される可能性があります。

本脆弱性の詳細は、以下の URL を参照してください。

2015 年 2 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms15-feb

[緊急のセキュリティ更新プログラム]

MS15-009
Internet Explorer 用のセキュリティ更新プログラム (3034682)
https://technet.microsoft.com/library/security/ms15-009

MS15-010
Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3036220)
https://technet.microsoft.com/library/security/ms15-010

MS15-011
グループ ポリシーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3000483)
https://technet.microsoft.com/library/security/ms15-011

MS15-011 については、セキュリティ更新プログラムの適用に加えて、システム管理者による追加の設定が必要です。詳細は、以下のサポート技術情報を参照してください。

サポート技術情報 3000483
MS15-011: Vulnerability in Group Policy could allow remote code execution
https://support.microsoft.com/kb/3000483/ja

また、マイクロソフト社によると、MS15-009 の適用により修正される脆弱性を悪用する限定的な攻撃を確認しているとのことです。


II. 対策

Microsoft Update、Windows Update などを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用してください。

Microsoft Update
http://www.update.microsoft.com/

Windows Update
http://windowsupdate.microsoft.com/

※ マイクロソフト社は、2014年4月のアップデートをもって、Windows XP
および Office 2003 のサポートを終了しました。今後、セキュリティ
上のリスクが高まることが懸念されるため、最新の OS とソフトウエア
へ移行をご検討ください。


III. 参考情報

マイクロソフト社
2015 年 2 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms15-feb

マイクロソフト社
2015 年 2 月のセキュリティ情報 (月例) - MS15-009 - MS15-017
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2015/02/11/201502-security-bulletin.aspx


今回の件につきまして当方まで提供いただける情報がございましたら、ご連絡ください。

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